わ

悲しくなってきた
自分は完璧ではないくせに母親に完璧を求める。母親の完璧っていうのは、人としてではなくて、母としてのあり方。

思えばこれまでも本当は言いたいことを言えない人間だった。言いたいことを言っているような自分の中の自分の記憶がそうなっているけど、

言いたいことなんてまったく言えない人間だった。父親に会いたくても、寂しくても。思い返せばわたしの今の決めつけの癖はその頃から根づいていて、わたしのことがかわいくないから引き取って貰えなかったんだろうとか、どうせ産みたくなかったけどできちゃったからわたしのこと産んだんだろうとか、そうしたら、両者からみてわたしはいかに邪魔な存在だったんだろうとか、こんなことをずっとずっと考える毎日だった昔から

思い返せば昔のいい思い出なんて思い出せなくて愛されて育った記憶もない

辛かったことは死ぬほど、今の自分に未だにダメージを与えまくる程覚えているのに

辛かったこといち
いつもパチ屋の帰りだけ顔をだす
夜遅くに訪れてその後は義父と一緒に住んでいるアパートにふたりは仲良く帰って行き、わたしは連れて行ってもらえず、薬で頭がおかしい祖父母の家で毎日を過ごす

辛かったことに
その後小学生にあがると同時に引き取られ、今やすっかりおばあちゃん子だったわたしは今度はおばあちゃんと離れるのが寂しくて仕方なくなる。けっこう嫌なことばかりあった祖父母の家だったけど、そこで大切な幼少期を育ったので本当に辛かった