汚いあたしをのみ込んでくれた君は

するとそこに弟がやってきた。
「どうしたの？」って声を掛けてくるもんだから急いで口を塞いだ。
蟻の様子を確認したが、こちらに気付いている様子はなかった。

なので弟を連れ静かに後退り、部屋に戻ってもう一人の友人に状況を説明した。
しかし巨大な蟻がトイレで友人を食ってたなんて話を信じるわけもなく、冗談でしょと笑われた。
見てくると言う友人を必死に引き止め逃げようとしたが、友人は聞く耳を持たなかった

そして友人はトイレへ向かった。
蟻を見た瞬間に悲鳴をあげ、蟻に気付かれてしまったのだ。
友人は蟻に襲われ噛み殺された。
私は蟻が友人に夢中になっている隙に弟を連れて外へ飛び出した。

家を出るとそこは団地になっていた。
空は灰色の雲で覆われ、いつもは子供達が外で遊んでいるのだがひとっこひとり見当たらない。
私は弟を連れとにかくひたすら走った。
途中、蟻の餌食になっている人を何度か見掛けた

隠れる場所を見付けては蟻に見付かり逃げ、また隠れる場所を見付けては蟻に見付かり逃げるという事を何度も繰り返した。
私も弟も疲労の限界にきていた。
蟻に襲われていない生きてる人間に出会う事もなく、何日も何日も逃げ続けた

逃げ続けていたある日、私は腹部に異常を感じた。
栄養失調の子供のような、はたまた妊婦のように腹が膨らんでいたのだ

まさか…と思った。
そんなはずはないと思いたかった。
しかし「それ」は、私の中で確実に動いていたのだ。

疲れたからもういいやｗ

とりあえず私が以前見た夢の内容でしたっと

まぁその後見知らぬ人と出会って弟を連れて逃げてもらったんだ
私は腹の中にいる奴をどうにかしようとして

そこで目が覚めた