秋時雨北高等学園日目～始業式～

あの日よりも夢は近付いて、
あの日より遠くなったｷﾐがいて、
あの日より今年は寒い気がして、
あの日より喋ることも少なくなった。

ｷﾐがいて、
笑って涙を流して、
怒ったり寂しかったり、
ｷﾐは忙しそうにｺﾛｺﾛと表情が豊かでした。
ﾎﾞｸにはそれが一番
安心できた時間なのです。

ﾎﾞｸの影を
いつも照らしてくれたのはｷﾐでした。
だからﾎﾞｸも、
影を踏んで歩く事は止めました。

今もそうです。
ｷﾐはいないけれど、
あの日より〝今日〟を大切にしながら
日向を歩いてます。

あの日より新しい明日を
あの日より新しいﾎﾞｸを
大切に歩いて行きます。