にゃんだふる

戦国の乱世――……

民が苦しむ姿は見たくない
尊敬するお館さまが望む平和な世を作りあげ、仲間とその光景を見てみたい

そう思う反面　平和な世はどこか退屈で味気ない気がしてならない
戦う事にしか生きる意義を見いだせなかったからだろうか
あの対峙するときの緊張感、肌がピリピリするほど押さえきれなくなっていく興奮、飛び散る火花
それを求め戦う事に酔っている自分がいる

平和な世、戦国の乱世　どちらを望むのか、と――……

グルグルと尽きることなく巡るモヤモヤ
考えるのが嫌になって一口酒を飲めど、それには決して酔えなかった