【一緒に】球体関節人形【つくろう】
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#69 [七氏]
見てみようと思い、奉ってある場所に行ってみたのだという。すると信じられない事に人形の姿が無かったという事であった。そばに置いてあった人形用の着物も一緒になくなっていたのだという。結局人形に会いに行く事は出来なくなってしまった。それからしばらくして、再び女性から電話があった。
「稲川さん・・・。最近娘が以前とは違う事を言ってるんです。」
「・・・どんな事?」
「お母さ〜ん。お姉ちゃんはねぇ、あっちの方でバラバラになってるよ?」
33 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・: 2001/01/24(水) 03:02
それ聞いたとき、稲川さんの頭にはなぜか「四国」が思い浮かんだという。なぜなのかは稲川さん自身理解できなかったという。しかしよく考えてみると、四国というのはあの前野さんの菩提寺がある土地なのだ。つまり前野さんの実家が、四国にはあるのである。だがこの話を聞いても特に稲川さんは驚かなかった。むしろ納得したようにこの話を聞いていた。
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#70 [七氏]
というのも、この電話を女性からもらう直前に稲川さんの身に不思議な事が起こっていたのだ。稲川さんの部屋はマンションの最上階にある。稲川さんはクーラーが苦手な為、夏の暑い日は窓を開けて寝てしまうのだという。最上階なので風通しが良く、心地よく寝られるのだ。枕元の窓にはスダレがしてあるのだが、たまにマネージャーが入ってくるとそのスダレがこすれるような音がするので、すぐに目が覚めるという。この日も稲川さんは寝ていたのだが、
「パタパタパタ・・・。」
という聞き慣れた音で目が覚めた。
「・・・ウ〜ン。ガンちゃんかい?どうしたの?」
ガンちゃんという愛称のマネージャーなのだが、この日は稲川さんが声をかけても返事をしないで部屋の中を歩き回っている。不審に思った稲川さんだったが、眠たかったので特に気には留めず、再び眠ってしまった。後日稲川さんはガンちゃんに聞いてみたのだが、稲川さんの部屋には行っていないと言う。しかしそれからずっと、である。その不審な物音は一向にやむ気配が無い。稲川さんが眠っている最中だけではなく、起きているときにもハッキリとその音は確認できるほど鮮明なのだ。稲川さんはそのうち、
「・・・来る・・・。」
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#71 [七氏]
と、感じ取れるまでになってしまったという。稲川さんにはその足音の主が誰なのかはほぼ見当がついていた。
「・・・恐らくあの人形は生きていて、今も自分に関わった人間を求めてさ迷い歩いているんだ・・・。という事は・・・。」
その時である。稲川さんが「という事は・・・。」と考えた瞬間に稲川さんは自分に向けられている不気味な視線に気が付いた。ビックリして辺りを見渡してみる。するとフスマの隙間が開いていた。そこには・・・。おかっぱ頭で真っ白い肌をした女の子が顔を半分隙間から覗かせて、稲川さんの方を「ジーッ」と見つめているのだ。来ているのです。稲川さんの方を見ているのです。それは今も続いているのです。
「・・・進行中なんですよ、この話・・・。」
34 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・: 2001/01/24(水) 03:03
このお話を録音したテープが、10年くらい前に発売されたそうですが、テープを購入した人たちから、クレームが殺到したんだそうです。なんでも、再生中に、考えられないような現象が相次いだらしいです。1週間も経たないうちに、このテープは発売中止になったという・・・でね・・・このお話は、まだ終わっていないんですよ・・・
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#72 [七氏]
終わりです
それにしても稲川さんは強いですね
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#73 [†キリ∽ルシファーゼ†@植民地◆Rip...6jGI]
怖いな・・・久しぶりに鳥肌がたったわ
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#74 [七氏]
こわいなんてもんじゃないですよ 風呂入れなくなったんですから・ω・`
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#75 [七氏]
この長文をひたすら貼ってるお前の姿が怖いぽこちん
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#76 [七氏]
すまんが、長すぎて読む気になれなかった
要約してくれないか?
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#77 [七氏]
>>75まあ夜中に人形つくってるようなやつですから…
>>76じゃあ下手くそですが要約を
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#78 [七氏]
これは稲川さんが関わった少女の人形の話です。
舞台用に作られた120センチほどある大きな人形なのですが、舞台は出演者が全員腹痛、下痢などの症状で一旦中止になりました。
そして症状が落ち着いたところで公演を再開すると、舞台上で怪奇現象が。
まず、七人のはずの黒子が八人いることに稲川さんは気づきます。
人形を入れた棺桶からは、何も仕込んでいないのにふわーっとドライアイスのような冷気が。
そして少女人形の右手が、ひとりでに音を立てて砕けました。
それでも強行していると、最後のシーンで役者の頭に火がつき、燃え出したのです。当然観客は大騒ぎ、舞台は中止になりました。
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