熱出てたし買いもん行かんかってん。
今病院からかえってきたただいま。
こびとづかんのDVD借りてきた。

盆、ひらパーとか神戸とか実家とか買いもんとか。化石は？

盆カエル。

店してた時に知り合った男の子がおってさぁ、新規で団体で来た中の１人やねんけど、若い男の子。
その団体の社長がタチ悪い奴でな、酔って女の子にやたら触る奴やってん。　
次また来ていらん客やと思って俺はその社長から離れた場所に座っててん。
で、ちょうど目の前にその男の子が居ててん。その男の子とは他愛ないもない話してたんやけど、社長がいきなり離れた席からこっち来て俺に抱きつこうとして覆い被さってきてん。俺の座ってた場所は横と後ろが壁で俺逃げ場なかってん。

じゃあな、俺の前に座ってたその男の子が凄い勢いで立ち上がってテーブル超えて社長の腕掴んで俺から引き離してん。
で、自分の両手を俺の後ろの壁についてその腕の中に俺入れて｢こいつにはそんなんやめて下さい｣て社長に言いよってん。

そん時に初めてその男の子がすごい背が高いことに気付いてん。　
その後｢お前もうここ座っとけ｣てゆーて壁と自分の間に俺座らせてん。
その後も社長が俺に近づくたびに｢ちょほんまやめて下さい｣てずっと守ってくれててん。
で、しばらくしたらその団体帰ってんけどな、その男の子とは番号交換してん。なんか結構遠いとこ住んでる人らでたまたま来たみたいやってん。｢だからもう店くる事も会うことないやろなぁ｣てその子も言っててん。

それから１週間くらいしたある夜に、店閉めて片付けてたらその男の子から電話かかってきてん。　
｢まだ店？｣｢ううん。今閉めたから帰る｣
｢今お前とこの近くで社長らと飲んでんねん。｣
｢あ、そうなんや。会えたら良かったなぁ｣｢俺ちょっと抜けるわ。顔見たいし。ダッシュで行くから表通りで待ってて｣｢わかた｣　
で、俺は店閉めて通りに立ってたら背の高いお洒落な兄さん歩いてきてん。
前は作業服やったからわからんかった。
｢寒かったか？久しぶりやな。なんかわからんけど会いたくなった。皆おるのにトイレ行くふりして抜け出してきた。｣て横顔で笑いながら。

おやすみ

そのラブストーリー完結するまでレスせんから。

２人で近くのショットバーに入って奴はビール、俺はジントニック頼んでとりあえず乾杯。　
｢抜けてきてこんなとこで飲んでたらマズいんちゃうん？｣｢マズいなぁ。笑｣｢なんで来たん？｣｢会いたくなったから｣｢同じ気持ちやってんな｣｢いいって。俺の事覚えてなかったやろ笑｣
｢ずっと考えてたで｣｢いいって。はめようとしてるん？プロは怖いわ笑｣
｢この目みてもそう思う？(完璧な角度から得意の熱い視線)｣｢俺、なんか怖いわ笑(照れ悶絶)｣他愛ないもない会話が続く。
奴の携帯に鬼電。電話は社長から。どこ？早く戻ってこい。
｢待たせてるから行くわ笑｣｢うん。早く戻り｣
財布を出そうとした俺の手を止めて｢アホか。俺男やぞ笑｣｢あ。じゃあごちそうさま｣店を出る２人。奴らが飲んでたビルは俺の帰り道やからそのビルまで一緒に歩いた。めっちゃ顔さす通りやのに手ぇ繋いで。　
｢また会いたくなるやろな｣｢会いに来て｣｢何考えてるかわからんから怖い笑｣
｢何考えてるかわかるまで会えばいいやん｣｢そやな｣笑いながらビルまで歩いた。｢また電話して？｣｢うん｣｢また会いに来て？｣｢うん｣奴は下向いて黙り込む。
｢みんな待ってるから早く行き。｣｢うん。｣奴はビルのエレベーターに。俺はタクシーに。

終わり。