「ニューロンでーす」
「シナプスでーす」
「２人あわせて脳細ボーイズでーす」
「僕ね、脳細胞なんてやってますけど、本当はやりたいことあるんです」
「ほう、何になりたいんですか？」
「歌手になりたいんです」
「じゃあ、どんな歌手になりたいですか」
「一青窈とか」
「けっこう本格的だね」
「もしくは前頭葉とか」
「結局、脳細胞じゃないか」
「実は脳細胞でもいいんです。ただ可愛い女の子の脳細胞に生まれたかった」
「そうですか」
「あややとかね、ゴマキとかね、ドラミちゃんとかね」
「ドラミちゃん、脳無いよ。別に可愛くもないし」
「ドラミちゃんの中の人の」
「いないから。中身、機械詰まってるから」
「顔の中身がアンコの人の」
「それはアンパンマンだ」
「ところでアンパンマンの脳ってどこにあるんでしょう？」
「さぁ、どうなってるんでしょうね」
「アンコの中に練り込んであるとか」
「怖い。ホラー漫画じゃないんだから」
「ほら、僕の脳細胞をお食べ」
「絶対食べないよ。そんなこと言わないしさ」
「ＢＳＥにかかって力が出ない」
「やばい病気に感染しちゃってるよ」
「アンパンマン！新しい脳よ！」
「もう完全に脳メインになってるじゃん」
「新しい脳で元気１００倍！僕、誰だっけ！？」
「記憶なくしちゃってるよ。もうやめさせてもらいます」
「どうもありがとうございましたー」