この話しで僕は泣きました
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#322 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
:08/10/22 02:28 :PC :ExDtTPvQ
#323 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
271 :おさかなくわえた名無しさん :04/05/16 00:30 ID:2P3FmGbS
一人暮らしと同時に飼い始めたうさぎが8歳でお星様に。
翌日、三人しかいない小さな事務所で無愛想かつ厳しいとっつきにくい上司とおばさんパートに囲まれて仕事をしていたが不意に涙が出てきて何度もトイレに。
昼休みにお弁当を食べながらパートさんにウサギの話をして慰めてもらったけど上司は「だったらぬいぐるみでも買え」と一言。
しかもその日は上司に急がなくてもいい書類に残業を命じられ一人事務所でPCに向かってた。
上司もさっさと帰ってしまい遠慮なく涙をこぼしながら仕事をしていたら一通のメールが。
サブジェクトは「いままでありがとう」。
本文は
「○○(私)ちゃん
○○ちゃんと会えて
とっても、とっても幸せだったよ。
一緒にいれてほんとうに幸せだった。
ありがとう。
ぜったいにまたいつか会えるよね。
いつも近くにいるよ。
だから元気だしてね。だいすきだよ。」
そして最後にペイントで描いたらしき下手くそなうさぎの絵が。
送り主は上司のノートパソコンのアドレスでした。
次の日からも上司は何も変わらず無愛想で厳しかったけどそのメールは綺麗な紙にプリントアウトして自宅に飾ってあります。でも本当、絵が下手ですね、山本課長(笑)
:08/10/22 02:34 :PC :ExDtTPvQ
#324 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
:08/10/22 02:38 :PC :ExDtTPvQ
#325 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
「親友」
888 :名無しさん@明日があるさ :04/08/30 20:45
僕は小さい頃に両親に捨てられて、いろいろな所を転々として生きてきました。
小さい頃には「施設の子」とか「いつも同じ服を着た乞食」とかいろんな事言われました。
たまに同級生の子と遊んでいて「○○君の家に行こう!」とかなっても、僕が遊びに行くとそこの家のお母さんが
「○○君と遊んではいけないっていったでしょ!」
とそこの家の子供を叱ってる声が聞こえ、僕を汚い物を見るような目で
「○○は今日遊べないの・・」というようなことが日常茶飯時でした。
僕は弱い人間なので、そんな事が重なるうちに独りでいる事が一番傷つかず、一番楽なのだと思いました。
けど、僕にも言いたい事は一杯あった。汚い服、同じ服着ていても僕は、僕は人の物盗ったり、傷つけたりはしてない。
両親はいないけど、僕にはどうする事もできないんだよ!僕だっておとうさん、おかあさんが欲しいんだよ。
僕はなるべく人と接しないように生きてきた。自分の精神、心を守る為にそうせざるを得なかった。独りで生きていく、誰にも迷惑をかけずに・・・
高校に進学した時だった。朝学校につくと僕の机に「死ね」「乞食」「貧乏神」「親無し」等あらゆる悪口が書かれていた。
僕は目の前が暗くなった。僕が何かしたのか?僕がなにか・・・・ただ立ち尽くすのみだった。
その時僕の目の前から机が無くなった。
クラスでも人気者のYが僕の机をかかえあげていた。
僕は机で殴られるのかと思い、目を閉じた。
:08/10/22 02:40 :PC :ExDtTPvQ
#326 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
「いくぞ!」
とYがぶっきらぼうにいい廊下に出て行く。
僕はあとに従った。
Yは技術室に行き、紙やすりで僕の机の落書きを消し始めた・・・・
Yはただ一言だけ「つまんない事に負けんなよ。」と言い。
黙々と紙やすりで落書きを消している。
「放課後もう一回ここでニス塗ろうぜ。そしたら元どおりだ。」
といってにっこり笑ったYを見て僕は泣いた。
Yは照れ笑いをしていた。
Yは6月に結婚する。
おめでとう。
君がいなかったら今の僕はいない。
恥ずかしくて面と向かっては言えないけど、幸せになって欲しい。
そしてこれからも親友でいて欲しい。
今まで本当にありがとう。
:08/10/22 02:40 :PC :ExDtTPvQ
#327 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
「我が家の愛情のリレー」
157 :1/2 :2005/06/27(月) 06:43:39 ID:RlqfLxUW
もうずいぶん昔だけど俺が大学生の頃、母が突然入院した。
癌らしくて、余命宣告も受けたって母の口から直接聞いた。
あまりにもあっさり言うもんだから、最初は冗談かと。
芯の強い人で、だれからも好かれる自慢の母だった。
大学卒業して、就職して、それで給料もらえるようになったら母にやっと恩返しが少しずつできるようになるって、勉強も俺なりにがんばってた。
愛情を注いでくれた母にお礼がしたかった。
でも、俺が卒業する前にきっと母は死んでしまう。
いっぱい恩があるのに、何一つ返せない、きっとこのまま母が死んでしまったら俺は一生後悔する、ごめんって母の前で一度だけ大泣きした。
その時もあっけらかんとして俺にこう言った。
:08/10/22 02:41 :PC :ExDtTPvQ
#328 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
158 :2/2 :2005/06/27(月) 06:44:31 ID:RlqfLxUW
「あんた、どれだけお金持ちになるつもりか知らないけど、産んで育てて
もらった恩をお母さんが生きてる間に返せるわけないでしょ。
お母さんもあんたのおばあちゃんとおじいちゃんが生きてる間に恩返し
できたなんて思ってない。
あんたが健康に育ってくれた、それで半分恩返ししてもらった。
あとの半分は、いつかあんたに子供ができた時、その子に返してあげなさい。
お母さんは今やっとおばあちゃんとおじいちゃんに恩返しできたよ。」
そう母が言ってくれたとき、救われた気がした。
もう長くない母に、何かしてやりたいのに何もできないって毎日モヤモヤしてたから。
結局大学を卒業する前に母は死んでしまった。
今やっと一人前になって、結婚して、嫁が妊娠中です。
今年の冬には残りの半分、少しずつだけど返していけるようになる。
絶対に世界で一番幸せな子供にしてやろうって思う。
それは俺が母に愛されていたことの証で、 我が家に代々伝わってきた愛情のリレーなんだと思う。
:08/10/22 02:42 :PC :ExDtTPvQ
#329 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
「ユトリロの絵」
203 :癒されたい名無しさん :04/11/21 21:51:33 ID:hCJPqqua
小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。
担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。
クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。
私は、A君の言葉を忘れない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」
:08/10/22 02:56 :PC :ExDtTPvQ
#330 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。
昨日、デパートのポストカードなどに美しい水彩画と、A君のサインを発見いたしました。
N先生は今、僻地で小学校で校長先生をしております。
先生は教員が少なく、子供達が家から2時間ほどかけて登校しなければならないような
過疎地へ自ら望んで赴任されました。
N先生のお家には、毎年夏にA君から絵が届くそうです。
A君はその後公立中高を経て、美大に進学しました。
お別れ会でのN先生の挨拶が思い浮かびます。
「A君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。
みんなはもしかしたら、 見たこと無いかもしれない。
ユトリロっていう、フランスの人でね、街や 風景をたくさん描いた人なんだけど。
空が、綺麗なんだよ。
A君は、その才能の代わりに、他の持ち物がみんなと比べて少ない。
だけど、決して取り戻せない物ではないのです。
そして、A君は それを一生懸命自分のものにしようしています。
これは、簡単なことじゃありません!」
A君は、空を描いた絵を送るそうです。
その空はN先生が作り方を教えた、
美しいエメラルドグリーンだそうです。
:08/10/22 02:56 :PC :ExDtTPvQ
#331 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
「自慢の兄貴」
314 :1/2 :04/11/25 23:52:37 ID:qQbafFez
俺には年の離れた兄貴が2人いた。
上の兄ちゃんは大人しいタイプで、下の兄ちゃんは活発で騒がしいタイプ。
俺が小学生の時には2人とももう中学生と高校生だったからか、2人とも俺をすげー可愛がってくれて(もちろんケンカもめちゃめちゃしたけど)宿題見てくれたりゲームとかプロレスとかの相手を真剣にしてくれたり、くだらない話とか面白い話、ちょっとエロい話とかまで教えてくれたり。
俺も兄貴2人のことが大好きだったし、自慢の兄貴たちでもあった。
でも俺が中学に上がってちょっと経った頃、下の兄ちゃんが無関係の事故に巻き込まれて死んだ。
俺も上の兄ちゃんも両親も当然辛くて悲しくてやりきれなくて、マジでどうしようもなかった。
それからようやくちょっと気持ちが落ち着き始めた頃に、俺は自分の友達から
「上の兄ちゃんがオタクで、しかもそのせいで兄ちゃんがクラスの奴とかからバカにされてるらしい」
って話を聞いた俺は最初「こいつ、俺の兄ちゃんのこと何悪く言ってんだよ!」と内心ですげーむかつきながら
「んなわけねーよ」って答えてたんだけど、結局それは事実だった。
兄ちゃんがアニメとか好きなのは知ってたけど、「オタク」とか言われるほどだとは思ってなかったのね俺。
:08/10/22 03:19 :PC :ExDtTPvQ
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