この話しで僕は泣きました
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#1 [名前のない生活]
母親を大事にしようと思いました。

⏰:08/09/26 15:32 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#2 [名前のない生活]
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし
彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」 日記はあの日で終わっていた。

⏰:08/09/26 15:33 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#3 [エビ]
えびー(泣)


これどっかでみた

⏰:08/09/26 15:34 📱:SH906i 🆔:CwuVjpBU


#4 [  朝 日 ◆WWWW.Bdb3I]
む、胸がすごく痛い…

⏰:08/09/26 15:34 📱:P905i 🆔:xYlgkgkU


#5 [名前のない生活]
てめーら、親を大切にしろよな

⏰:08/09/26 15:35 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#6 [彗.3.6◆CHANELAMeo]
泣ける(´pωq`)

⏰:08/09/26 15:35 📱:W61SH 🆔:ipw2RfzM


#7 [†EXILE† ◇24karats◇]
まぁ給食費盗んだ俺やけどなってやつは

⏰:08/09/26 15:36 📱:P906i 🆔:qmTmee.w


#8 [HANA]
胸がぎゅうってなる‥

⏰:08/09/26 15:36 📱:W61SA 🆔:/isYcqYg


#9 [名前のない生活]
>>7
もうさ、何て言うかさ、
目障りだよね^^

⏰:08/09/26 15:39 📱:INFOBAR2 🆔:80HC5Q9Y


#10 [名前のない生活]
(´・ω・`)今、地元に帰省してて一人暮らしの家に帰るバスの中で読んだ
(´;ω;`)お母さんの顔が頭に浮かんでバスのなかで涙止まらないよ

⏰:08/09/26 15:44 📱:SH904i 🆔:6MbgLUjY


#11 [野沢]
俺はあれッス


おかーちゃんの財布から金を盗もうとして中をみたら10年前の肩叩き券が入ってたってやつ

さっきネタ板でみたッス

⏰:08/09/26 15:50 📱:D903i 🆔:Y3GiZvf2


#12 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
ネタ板のコピペスレだけは神スレ

⏰:08/09/26 15:54 📱:PC 🆔:6vhLKioQ


#13 [名前のない生活]
見た事ある

泣けた

⏰:08/09/26 15:56 📱:821P 🆔:nFYvgGMk


#14 [名前のない生活]
泣いた

⏰:08/09/26 16:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#15 [すのーまん]
よくみるコピペとしか感じない

⏰:08/09/26 16:37 📱:F906i 🆔:RZ7z4EOc


#16 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
昔貼ったしんのすけコピペが一番泣けた

⏰:08/09/26 16:37 📱:PC 🆔:6vhLKioQ


#17 [名無∪]
↑それ見たい

⏰:08/09/26 16:38 📱:814T 🆔:3/g2qmWE


#18 [修羅雪*◆KIRA.K.p9s]
う・・・(′;ω;`)

⏰:08/09/26 16:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#19 [彗.3.6◆CHANELAMeo]
>>16
あれは号泣した

⏰:08/09/26 16:40 📱:W61SH 🆔:ipw2RfzM


#20 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
>>17
すまん、もうない

⏰:08/09/26 16:40 📱:PC 🆔:6vhLKioQ


#21 [名無∪]
残念。

⏰:08/09/26 16:41 📱:814T 🆔:3/g2qmWE


#22 [ゲバ棒で猫叩く◆DOKIN./F.k]
 
ここまでSaGa2無し

⏰:08/09/26 16:42 📱:SH903i 🆔:5/HBiJBk


#23 [名前のない生活]
よく考えたらこの話の主人公最悪やな毎日弁当捨ててたとか

⏰:08/09/26 16:46 📱:D704i 🆔:twIeA0K6


#24 [名前のない生活]
(>_<)

⏰:08/09/26 16:51 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#25 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
>>23
それと母親の優しさとの対比で泣けるように作ってあんだろ

⏰:08/09/26 16:51 📱:PC 🆔:6vhLKioQ


#26 [名前のない生活]
>>25 その通り

⏰:08/09/26 16:52 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#27 [名前のない生活]
食べ物粗末にしてる

⏰:08/09/26 16:53 📱:D704i 🆔:twIeA0K6


#28 [名前のない生活]
実話

新年早々、釣りにいこうと友達三人と約束し、行く事になった。
行く途中でコンビニによりふと可愛いなと思い、DVD付きのエロ本を読んでいた!買おうか迷ってると友達のかごの中には、既にそのエロ本が入っていた!
「これがいんだろ?」一言。そうして、そのDVDを見ながら釣りに向かう事になった。友達の車は全席モニター付きで迫力満点。やっぱ見ていると、ムラムラしてきてみな勃起してきた。我慢の限界が来たのか後ろの席の奴が「駄目だこれ!ぬくっきゃねぇ!とりあえず、ぬく場所探そうぜ!」…いろいろ探しまわった末…
抜き終わったらしく車の持ち主は「俺、車買ったばっかでカーセックスもしてねぇのに最初が友達のオナニーかよ!」ってそこから車を発進させ、曲がろうとした瞬間もうスピードできたバイクと事故ったらしく…結局釣りには行けなかった
結果、友達のオナニーの為に新年早々集まったらしい…

今日、久しぶりに会った先輩から聞いた
あの人達ならありえる(笑)

⏰:08/09/26 17:10 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#29 [名無∪]
続きみれないよ

⏰:08/09/26 17:11 📱:814T 🆔:3/g2qmWE


#30 [名前のない生活]
つか、いい話つーか
なんか不思議にかっこいいな的な気持ちになった実話ならある

そしてかっこいいよくて感動するし、実はかなしい話

⏰:08/09/26 17:17 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#31 [名無∪]
どんな話?

⏰:08/09/26 17:18 📱:814T 🆔:3/g2qmWE


#32 [鼻モゲラ]
>>30
へい、マスター


その話俺にも聞かせてくれないかい?

⏰:08/09/26 17:19 📱:SH901iC 🆔:cAYj9gw2


#33 [エビ]
ピノキオは実話では
おじいちゃんのために
首をつって死んだってやつ?

⏰:08/09/26 17:21 📱:SH906i 🆔:CwuVjpBU


#34 [消しゴム]
手の震えが止まらず上手く海老の殻が剥けない


じゃなくてタマゴなの(゚Д゚)?


て思っ(ry

⏰:08/09/26 17:30 📱:N905imyu 🆔:PaFqd5Tw


#35 [名前のない生活]
>>34だから日記はその日で終わってんだよ低能

⏰:08/09/26 17:35 📱:auHI3D 🆔:26CIlfug


#36 [消しゴム]
>>35


その日っていつW?

⏰:08/09/26 17:39 📱:N905imyu 🆔:PaFqd5Tw


#37 [名前のない生活]
主よ母を大事にしてくれ。
俺もういないから

⏰:08/09/26 17:40 📱:SH905i 🆔:3zMs0g6Q


#38 [鼻モゲラ]
>>36
エビフライの日

エビフライの日はもういらないと言われたから
日記は書かなかった=もう書くのを止めた

前日の弁当までは書いてたから玉子焼きって書いてたんやと思う〜

⏰:08/09/26 17:42 📱:SH901iC 🆔:cAYj9gw2


#39 [消しゴム]
>>38

説明ありがとう(゚-゚)

⏰:08/09/26 17:44 📱:N905imyu 🆔:PaFqd5Tw


#40 [名前のない生活]
友達の兄貴の話

その人は、喧嘩も強くイケメンでかなりの有名人だった。当時、その人の名前だけで、それなりのヤンキーすら黙るほどだった。
雪がつもる冬のある日友達と遊びに行ったらしく、夜遅くになりその人は車の後ろで寝ていた。
そして運転手の人にもかなり睡魔が襲った。
気付いたら、事故にあった。
続く

⏰:08/09/26 17:45 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#41 [名前のない生活]
友達の兄貴は…

即死だったらしい…

でも、そんなでも
彼女にメール送ったんです
「おれ…もう駄目かもしんね…」 

って。これマジで実話なんだけど…例え即死でなくても、すぐ亡くなったのは事実である。そんな状況でも彼女にメール送ったその人はかっこよすぎる。

⏰:08/09/26 17:57 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#42 [名前のない生活]
電話の方がはやくない?

⏰:08/09/26 18:01 📱:D905i 🆔:u5JW2ne.


#43 [名前のない生活]
確かに

⏰:08/09/26 18:02 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#44 [モタリケ君のチョットイイトコ見てみたいー♪]
わざわざ二個にわけなくても最初のやついらんかったな

⏰:08/09/26 18:03 📱:SH904i 🆔:CC22FKkU


#45 [名前のない生活]
ちなみに、友達の高校志望理由は…兄貴が行ってた高校を知りたかった
ただそれだけ…

⏰:08/09/26 18:03 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#46 [名前のない生活]
そうですか

⏰:08/09/26 18:06 📱:D905i 🆔:u5JW2ne.


#47 [名前のない生活]
…をうつ余裕があるのか

⏰:08/09/26 18:07 📱:auSA3E 🆔:WHKfZiuk


#48 [名前のない生活]
…は知らん
コメントはそれ

⏰:08/09/26 18:08 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#49 [名前のない生活]
なんか書かなきゃ良かった

⏰:08/09/26 18:10 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#50 [名前のない生活]
うん
ちょっと微妙な話だった
(。・_・。)

⏰:08/09/26 18:11 📱:D905i 🆔:u5JW2ne.


#51 [名前のない生活]
実話だからかなり話ながいから短縮しただけだわ(笑)
そりゃ、作り話のいい話の方がいいに決まってる

⏰:08/09/26 18:17 📱:N706i2 🆔:fWB2ApNY


#52 [名前のない生活]
>>45
そんな理由で面接どうすんだよwww

⏰:08/09/26 18:27 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#53 [名前のない生活]
>>51
開き直りにさせちゃってすまない( ゚ロ゚)

⏰:08/09/26 18:29 📱:D905i 🆔:u5JW2ne.


#54 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
ひまだししんのすけコピペまた探してくるか

⏰:08/09/26 18:30 📱:N703imyu 🆔:KCpBHukU


#55 [たかいえ]
しんのすけってあのやたら長いやつ?

⏰:08/09/26 18:32 📱:SH903i 🆔:XXLwx6nU


#56 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
まぁ長い

⏰:08/09/26 18:32 📱:N703imyu 🆔:KCpBHukU


#57 [たかいえ]
あぁ。
もう忘れた。誰かうp

⏰:08/09/26 18:34 📱:SH903i 🆔:XXLwx6nU


#58 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
今見つけたから、ちょっと待ってろ

⏰:08/09/26 18:36 📱:N703imyu 🆔:KCpBHukU


#59 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
1 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:41:45.75 ID:60VRmiQN0

僕はシロ、しんちゃんのともだち。十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。

あの日から、ずっといっしょ。
5 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:43:23.40 ID:60VRmiQN0

「行ってきマスの寿司〜〜〜〜〜〜。」
あいかわらずの言葉といっしょに、しんちゃんは家から飛び出していった。
まっ黒な上着をつかんだまま、口に食パンをおしこんでいるところを見ると、
今日もちこくなんだろう。
どんなに大きな体になっても、声が低くなっても、朝に弱いのは昔から。
特に今年は、しんちゃんのお母さんいわく『ジュケンセイ』というやつだから、
さらにいそがしくなったらしい。
たしかに、ここのところのしんちゃんは、あんまり僕にかまってくれなくなった。
しかたのないことだとしても、なんだかちょっと、うん。
さみしいかもしれない。

⏰:08/09/26 18:37 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#60 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
6 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:43:42.54 ID:60VRmiQN0

せめてこっちを見てくれないかな、と言う気持ちと、がんばれという気持ち。
その二つがまぜこぜになって、とにかく少しでも何かしたくなって。
小さくほえてみようとしたけれど、出来なかった。
なんだかとても眠たい。
ちかごろ多くなったこの不思議な感覚、ゆっくりと力が抜けていくような。
あくびの出ないまどろみ。
閉じていく瞳の端っこに、しんちゃんの黄色いスニーカーが映って。

ああ今日もおはようを言い損ねたと、どこかで後悔した。

7 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:44:22.87 ID:60VRmiQN0

ぴたぴたとおでこを触られる感覚に、急に目が覚める。
いっぱいに浮かんだ顔に、おもわず引きぎみになった。
ひまわりちゃんだ。
「シロー。朝ご飯だよ。」
そう言いながらこちらをのぞき込んでくる顔は、しんちゃんに似ていて。
やっぱり兄妹なんだな、と思う。
「ほら、ご飯。」
ひまわりちゃんは、片手で僕のおでこをなでながら、もう片方の手でおわんを振ってみせる。
山盛りのドッグフード。まん丸な目のひまわりちゃん。
あんまり興味のない僕のごはん。困った顔のひまわりちゃん。
僕は、それをかわるがわる見ながら、迷ってしまう。

お腹は減っていない。
でも食べなければひまわりちゃんは、もっと困った顔をするだろう。
でも、お腹は減っていない。

⏰:08/09/26 18:38 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#61 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
8 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:44:48.83 ID:60VRmiQN0

ひまわりちゃんは、悲しそうな顔になって、僕の目の前にごはんを置いた。
そして、両手でわしわしと僕の顔をかきまわす。ちょっと苦しい。
「お腹減ったら、食べればいいよ。」
おしまいにむぎゅうっと抱きしめられてから、そう言われた。
ひまわりちゃんは立ち上がると、段々になったスカートをくるりと回して、
そばにあったカバンを持つ。
学校に行くんだ。
いってらっしゃいと言おうとしたけれど、やっぱり言う気になれなくて。
僕はぺたんとねころんだ。
へいの向こうにひまわりちゃんが消えていく。
顔の前に置かれたおちゃわんを、僕は鼻先ではじに寄せた。

お腹は、ぜんぜん空いていない。

10 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:45:32.66 ID:60VRmiQN0

ごはんを欲しいと思わなくなった。
おさんぽにも、あんまり興味はなくなった。
でも、なでてもらうのは、まだ好き。
抱きしめられるのも、好き。

『ジュケンセイ』っていうのが終わったら、しんちゃんは。
また僕をいっぱい、なでてくれるのかな。抱きしめてくれるのかな。
そうだといいんだけど。

⏰:08/09/26 18:38 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#62 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
12 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:45:48.60 ID:60VRmiQN0

目を開くと、もう辺りはうすむらさき色になっていて。
また、まばたきしているうちに一日が過ぎちゃったんだと思う。
ここのところ、ずっとそうだ。何だかもったいない。
辺りを見回して、鼻をひくひくさせる。しんちゃんの匂いはしない。

まだ、帰ってきてないんだ。

さっき寄せたはずのおちゃわんのごはんが、新しくなっている。お水も入れ替えられている。
のろのろと体を起こして、お水をなめた。冷たい。
この調子なら、ごはんも食べられるかと思って少しかじったけれど、ダメだった。
口に中に広がるおにくの味がキモチワルイ。思わず吐き出して、もう一度ねころがる。
夢のなかは、とてもしあわせな世界だった気がする。
僕はまた夢を見る。

しんちゃんと最後に話したのは、いつだっただろう。

14 : ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:46:14.94 ID:60VRmiQN0

僕はしんちゃんを追いかけている。
しんちゃんはいつものあかいシャツときいろいズボン。小さな手は僕と同じくらい。

シロ、おて
シロ、おまわり
シロ、わたあめ

『ねえしんちゃん。僕はしんちゃんが大好きだよ。』
『オラも、シロのこと、だいすきだぞ。シロはオラの、しんゆうだぞ!』

わたあめでいっぱいのせかいはいつもふわふわでいつもあったかで
いつまでもおいかけっこができる

いつまでも

⏰:08/09/26 18:39 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#63 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
20 :第二話(1/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:48:48.90 ID:60VRmiQN0

また朝がきた。
でも、その日はいつもと違っていて。しんちゃんのお母さんが、僕を車に乗せてくれた。
しんちゃんのお母さんの顔は、気のせいか苦しそうだった。

車はまっ白なお家の前で止まって、僕は抱きしめられたまま下ろされる。
そして一回り大きなふくろの中につめられた。まっくらだ。どうしようか。
昔なら、びっくりしてあばれてしまったかもしれない。でも今は、そんな力も出ない。
とりあえず丸くなると、体がゆらゆらとゆれた。
それがしばらく続き、次にゆれが収まって、足もとがひんやりとしてくる。

21 :第二話(2/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:49:20.46 ID:60VRmiQN0

いきなり辺りがまぶしくなった。
目をぱしぱしさせていると、変なツンとした匂いがする手につかまれ、持ち上げられる。
いっしゅんだけ体が宙に浮いて、すぐに冷たい台の上に下ろされた。
まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。そばには、しんちゃんのお母さん。
二人が何かを話している。白い人が、僕の体をべたべた触る。
しんちゃんのお母さんが、泣いている。

⏰:08/09/26 18:39 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#64 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
22 :第二話(3/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:49:54.03 ID:60VRmiQN0

どうして泣いているのか解らないけれど、なぐさめなくちゃ。
でも、体が動かない。またあの眠気がおそってくる。起きていなきゃいけないのに。
なんとか目を開けようとしたけれど、ひどく疲れていて。
閉じていく瞳を冷たい台に向ければ、そこに映るのはうすよごれた毛のかたまり。

なんて、みすぼらしくなってしまったんだろう。

24 :第二話(4/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:50:16.79 ID:60VRmiQN0

ああそうか、僕がこんなになってしまったからなんだ。だからなんだ。
だからしんちゃんは、僕に見向きもしないんだ。
おいしそうじゃないから。
あまそうじゃないから。

僕はもう、わたあめにはなれない。

26 :第二話(5/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:50:52.84 ID:60VRmiQN0

わたあめ。
ふわふわであまあまの、くものかたまり。

いちど地面に落ちたおかしは、もう食べられないから。
どんなにぽんぽんはたいても、やっぱりおいしそうには見えないよね。

だけど、君はいちど拾っててくれた。
だれかが落として、もういらないって言ったわたあめを。
だから、もういいんだ。

⏰:08/09/26 18:40 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#65 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
28 :第二話(6/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:51:12.89 ID:60VRmiQN0

何かにびっくりして、僕はまた戻ってきた。
見なれた僕のお家。いつもの匂い。少しはだざむい、ゆうやけ空。
口の中がしょっぱい。

「なんで!!!!!!」

いきなり、辺りに大声が響いた。びりびりとふるえてしまうような、いっぱいの声。
重たい体をひきずって、回り込んで窓からお家の中をのぞきこむ。
しんちゃんのお父さんとお母さん、ひまわりちゃん。
そして、僕の大好きなしんちゃんも。
みんなみんな、泣いていた。

32 :第三話(1/4) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:54:02.21 ID:60VRmiQN0

「母ちゃんの行った病院は、ヤブだったに決まってる!! オラが、他の病院に連れてくぞ!!!」
しんちゃんが、ナミダをぼろぼろこぼしながら、怒っている。
ひまわりちゃんも、うつむいたまま顔を上げようとしない。
「しんのすけ、落ち着け。仕方ないんだ。」
しんちゃんのお父さんが、ビールの入ったコップをにぎりしめたまま呟いている。
「仕方ないって、父ちゃんは…ホントにそれでいいの!!!???」
「良いわけないだろ!!!!!」
しんちゃん以上のその大きな声に、だれもなにも言わなくなった。
その静かな中に、しんちゃんのお父さんの低い声が、ゆっくりひびく。

⏰:08/09/26 18:40 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#66 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
33 :第三話(1/4) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:54:26.96 ID:60VRmiQN0

「しんのすけ、良く聞け。いいか、生き物は何時かは死ぬんだ。
 それは、俺たちも同じだ。……もちろん、ひまやお前の母さんもそうだ。
 それが今。その時が、いま、来ただけなんだよ。解ってたことだろう?」
しんちゃんは、なにも言わない。しんちゃんのお母さんも、続ける。
「あのね、ママが最初ペットを飼うのに反対したのはね、そう言う意味もあるの。
 しんちゃんに辛い思いをさせたくなかったから…ううん。
 私自身が、そんな辛いお別れをしたくなかったから。だから、反対してたの。
 でも、もうこうなっちゃった以上、仕方ないでしょう?
 せめて、最期を看取ってあげることが、私たちに出来る一番良い事じゃないの?」
「最期って!!!」
しんちゃんが泣いている。ぼろぼろ泣いている。手をぎゅっとにぎりしめて。
僕よりもずっと大きくなってしまった手を、ぎゅっとかたく。


34 :第三話(3/4) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:55:04.41 ID:60VRmiQN0

僕の体のことは、たぶんだれよりも僕自身が一番知っていて。
でも、いいと思っていた。
このままでもいいって。
だって夢の中はあんなにもあったかくてあまくって。

だからずっとあそこにいても、かまわないと思ってたんだ。
それじゃだめなの?

⏰:08/09/26 18:40 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#67 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
36 :第三話(4/4) ◆TmK8dn3Gxg [2間違えた… sage] :06/04/07(金) 01:56:13.74 ID:60VRmiQN0

しんちゃんがこっちを見た。
しばらく目をきょろきょろさせたあと、僕を見付けて、顔をくしゃくしゃにさせる。
「シロ。」
名前を呼ばれた。本当に、ひさしぶりに。

わん。

なんとか声が出た。本当に小さくて、ガラスごしじゃあ聞こえないかと思ったけれど。
でも、たしかにしんちゃんには届いた。
しんちゃんが近付いてくる。窓を開けて、僕に手をのばして。
「大丈夫、オラが、何とかしてやるぞ。」

やっと抱きしめてくれたしんちゃんの胸は、いっぱいどくどく言っていて、
夢の中の何十倍も、とってもあったかかった。
ねえ、よごれたわたあめでも。

39 :第四話(1/6) ◆TmK8dn3Gxg [どこまでいけるかな… sage] :06/04/07(金) 01:58:12.06 ID:60VRmiQN0

僕は夢を見る。
何度目になるかはわからない夢。でも、それは今までとはちがう夢。

41 :第四話(1/6) ◆TmK8dn3Gxg [どこまでいけるかな… sage] :06/04/07(金) 01:58:27.31 ID:60VRmiQN0

僕は段ボール箱に入っていて、そのはじをしんちゃんがヒモで三輪車に結びつけている。
三輪車がいきおいよく走る。
箱ががたがたゆれて、ちょっときもちが悪い。
ふいに、その箱から引っぱり出され、僕は自転車のかごに乗せられた。
小さな自転車。運転しているのはしんちゃん。せなかにはまっ黒なランドセル。
シロに一番に見せてやるぞって、嬉しそうにしょって見せてくれたランドセル。
まだまだ運転は下手だったけど、とってもあたたかかった、春。

⏰:08/09/26 18:41 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#68 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
42 :第四話(3/6) ◆TmK8dn3Gxg [又間違えた… sage] :06/04/07(金) 01:59:03.35 ID:60VRmiQN0

自転車のかごが一回り大きくなる。
くるりとまわると、しんちゃんが今度は、まっ白なシャツを着ていた。
自転車も、新しくなっている。もうよたよたしていない。スピードも、速い。
そういえば、よくお母さんに怒られたとき、
ナイショだぞって僕を、こっそりフトンの中に入れてくれたよね。
もちろん次の日には、お母さんに怒られるんだけど、それでもやめなかった。
二人だけのヒミツがあった、きらきらしてまぶしい、夏。

43 :第四話(4/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 01:59:41.64 ID:60VRmiQN0

ぼんやりしていたら、ひょいっとかごから下ろされた。
代わりに自転車を押しているしんちゃんのとなりに並んで歩く。
しんちゃんはずいぶん背が伸びて、お父さんと変わらないくらいになった。
お母さんといっしょに使っている自転車が、ぎしぎしと音を立てる。
でも、どんなに大きくなっても、きれいな女の人に目がいくのは変わらない。
こまったくせだなあと思いながらも、どこか安心してる僕がいる。
いつまでも変わらないでいて欲しかった、少しだけ乾いた風が吹く、秋。

⏰:08/09/26 18:41 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#69 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
44 :第四話(5/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:00:07.68 ID:60VRmiQN0

寒い冬。
あんまり話してくれなくなった。
おさんぽも、少なくなって。こっちを見てくれることも少なくなった。
見えるのは横顔だけ。
楽しそうな、悲しそうな。ぼんやりした、困った。怒っているような、悩んでいるような。

そんな、横顔だけ。

寒い冬。小屋の中で、ひとりで丸くなっていた、冬。
45 :第四話(6/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:00:29.17 ID:60VRmiQN0

寒かった冬。でも、冬は春への始まり。あたたかな春への始まり。
僕は丸まって、わたあめのようになって、あったかいうでの中で。
春の始まりをまっている。

たとえそれがほんのいっしゅんのものでも。

⏰:08/09/26 18:42 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#70 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
48 :第五話(1/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:02:11.66 ID:60VRmiQN0

かしゃん、という、なにかがたおれる音がして、僕は目を開けた。
電灯がぽつりぽつりとついた、暗い道の真ん中で、見なれた自転車が横になっている。
のろのろと首を上げると、しんちゃんの前髪が顔に当たった。
道のはじっこのカベに、もたれかかるようにしてしゃがみ込むしんちゃん。
その体はひっきりなしにふるえていて、とても寒そうだった。
僕を抱きしめたまま、動こうとしないしんちゃん。
しんちゃんに抱きしめられたまま、動くことができない僕。

ああだれか僕の代わりに、しんちゃんを抱きしめてあげて。

49 :第五話(2/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:02:35.86 ID:60VRmiQN0

「ごめんな、ごめんなシロ。オラ、何にも出来なかった。」
ぽつりぽつりと、しんちゃんが話しかけてくれる。
「いっぱい病院回ったんだ、でも、どこも空いて無くて。
 空いてるトコもあったんだけど、大抵シロを一目見ただけで…何も。
 あいつらきっとお馬鹿なんだぞ。お馬鹿だから、何にも出来ないんだ。」
しんちゃん、泣いてるの? ねえ、泣かないで。
「でも、ホントにお馬鹿なのは……オラだ。」
しんちゃんなかないで。
「オラっ……シロがこんなになってるの、気付かなくて…!!
 ずっと、一緒にいたのに…親友だって……思ってたのに、なのに!!!」
なかないで、もういいから。
「シロっ…………。」

⏰:08/09/26 18:42 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#71 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
50 :第五話(3/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:03:01.37 ID:60VRmiQN0

しんちゃんが泣いている。僕はなにもできない。
せめて元気なところを見せようと思って、僕はしんちゃんのほっぺたをなめた。
しんちゃんのほっぺたは、少しだけ早い春の味。

51 :第五話(4/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:03:28.44 ID:60VRmiQN0

僕がメスだったら、しんちゃんのために子供を作っただろう。
僕が居なくなっても、寂しくないように。
僕がわたあめだったら、しんちゃんのためにせいいっぱい甘くなっただろう。
僕が食べられても、甘さが少しでも長く口にのこるように。
僕が人間の手を持っていたら、しんちゃんを抱きしめただろう。
僕がしんちゃんにもらった、温もりを返すために。
僕が人間の言葉をしゃべれたら。

きっと、いっぱいいっぱいのありがとうとだいすきを、君に。

⏰:08/09/26 18:42 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#72 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
52 :第五話(5/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:03:57.22 ID:60VRmiQN0

ひっきりなしにこぼれるナミダをなめながら、僕はあることに気が付いた。
僕はここを、今しんちゃんがすわりこんでいるここを、知っている。
ここは、僕と君が初めて会ったところ。
僕と君との、始まりの場所。

54 :第五話(6/6) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:04:19.48 ID:60VRmiQN0

僕は待っていた。
あきらめながらも、いつか。
いつか、おっこちたわたあめでも。
おいしいそうだって言ってくれる人が。
ひろいあげて、ぱんぱんってして。
まだ食べられるぞって、言ってくれる人が、来てくれるって。

⏰:08/09/26 18:43 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#73 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
59 :最終話(1/3) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:05:47.18 ID:60VRmiQN0

「シロ。」
名前をよばれて、僕は顔を上げる。しんちゃんが、笑っていた。
まだまだナミダでいっぱいの顔で、それでも笑っていた。
「シロ、くすぐったいぞ。
 そんなにオラの涙ばっか舐めてたら、しょっぱい綿飴になるぞ。
 しょっぱいシロなんて、美味しそうじゃないから。
 だからシロ、オラ、待ってるから。
 今度はオラが待ってるから。」

しんちゃん。

「だから、もう一度、美味しそうな綿飴になって。
 そんでもって、戻ってくるんだぞ。」

だいすき。

61 :最終話(2/3) ◆TmK8dn3Gxg :06/04/07(金) 02:06:26.84 ID:60VRmiQN0

ぼくはしんちゃんに抱きしめられながら、さいごの夢を見る。
もういちど、わたあめになる夢を。
もういちど、おさとうになって、とかされて。
くるくるまわって、あまい、あまいわたあめになる。

目ざめたときに、だれよりも、
君がおいしそうだって言ってくれるわたあめになるために。

ふわふわのわたあめ。さくらいろの、あったかなわたあめ。
君が大好きだっていうキモチをこめた、君だけのわたあめ。

⏰:08/09/26 18:44 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#74 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
62 :最終話(3/3) ◆TmK8dn3Gxg [ありがとうございました sage] :06/04/07(金) 02:06:58.49 ID:60VRmiQN0

僕はシロ、しんちゃんのしんゆう。十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。

僕はシロ、しんちゃんのしんゆう。
今度はさくらいろの、ふわふわのわたあめになって。
君に、会いに行くよ。

⏰:08/09/26 18:44 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#75 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
以上
>>59-74「13年後のクレヨンしんちゃん」
長文スマソ

⏰:08/09/26 18:45 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#76 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
>>75
御苦労さま

⏰:08/09/26 18:46 📱:PC 🆔:hmR1H31w


#77 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
ついでにまたネタ板にも貼ってくるか。

⏰:08/09/26 18:47 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#78 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
支援上げ

⏰:08/09/26 18:49 📱:PC 🆔:hmR1H31w


#79 [名前のない生活]
めっちゃ泣いてしまった(´;ω;`)

⏰:08/09/26 18:58 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#80 [名前のない生活]
ネタ板に貼ってあるから貼らなくていいんじゃない?

⏰:08/09/26 19:00 📱:SH903i 🆔:YGEp6Bms


#81 [名前のない生活]
泣けた

⏰:08/09/26 19:02 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#82 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
>>80
前コピペスレ崖落ちしちゃったからもう残ってない。

⏰:08/09/26 19:02 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#83 [クソスレマスター◆boczq1J3PY]
>>80
崖落ちらしい

⏰:08/09/26 19:03 📱:PC 🆔:hmR1H31w


#84 [名前のない生活]
電車の中で呼んでたから、泣いちゃいけないって思ってたけど少しだけ泣いちゃいました…

⏰:08/09/26 19:03 📱:N904i 🆔:xFYzMNek


#85 [†キリ∽ルシファーゼ†◆Rip...6jGI]
>>84が電車らしいから、電車関係でもう一つ軽いの投下しとく

405 :名無しさん@HOME :03/07/07 22:49 ID:EhIOnwdO

社会人1年目のちょうど今頃、朝の地下鉄車内で痴漢に遭いました。
ものすごいラッシュで逃げようもなくて、半泣き状態だったところ

「悪ぃな、ちっと詰めてくれや」

と大きなカゴを持ったおじさんが痴漢と私の間に割り込むように立ってくれて
痴漢のおやじをぎろりと睨みつけてくれました。
その後、痴漢が電車を降りるとおじさんは本当に小さな声で

「ああいうのはどうしようもねぇな。
 ・・・すぐ気づかなくてゴメンな」。

ありがとうございます、と言うのが精一杯の私に

「俺も娘がいるんだよ、
 あんたもお父ちゃん大事にしてやってくんな」
 
と照れ笑いしていたおじさん、
本当にどうもありがとう。

私は小さいころ父親を亡くしていたので、
天国の父が助けにきてくれたようで
実はその後、嬉しくてちょっと泣いちゃいました。
東京の日比谷線でのことでした。
おじさんは築地まで行ったのかな・・・。

⏰:08/09/26 19:18 📱:PC 🆔:SaNIOsTI


#86 [名前のない生活]
シロ。゚(っД`゚)゚。

⏰:08/09/26 19:18 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#87 [名前のない生活]
いい話

⏰:08/09/26 19:21 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#88 [名前のない生活]
>>85 (ρ_;)

⏰:08/09/26 19:23 📱:auHI3D 🆔:26CIlfug


#89 [名前のない生活]
>>59
>>60
>>61
>>62
>>63
>>64
>>65
>>66
>>67
>>68
>>69
>>70
>>71

⏰:08/09/26 19:26 📱:auHI3D 🆔:26CIlfug


#90 [名前のない生活]
??(゜Q。)??

⏰:08/09/26 19:39 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#91 [荒 木◆King...9uk]
久々に鳥肌たったよ

⏰:08/09/26 19:44 📱:SH903i 🆔:0QvaRIpU


#92 [なり・ω・`)゙]
文句あるなら自分で弁当作れってな(・ω・)

⏰:08/09/26 19:51 📱:W54T 🆔:WhJAUcQM


#93 [名前のない生活]
泣いた(T^T)

⏰:08/09/26 19:51 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#94 [名前のない生活]
(ノ><)ノ

⏰:08/09/26 23:12 📱:SH903i 🆔:wCFodxeo


#95 [名前のない生活]
>>72
>>73
>>74

⏰:08/09/27 00:13 📱:auHI3D 🆔:aXsUFOl.


#96 [名前のない生活]
bbs2.ryne.jp/r.php/zzz/119916/153-167


しんちゃん

⏰:08/09/27 00:27 📱:SH905i 🆔:ttNa.Vms


#97 [名前のない生活]
電話越しに兄から
「ったく…
親には迷惑かけんなよ。
俺にはいくらでも迷惑かけていいからさ…」

⏰:08/09/27 00:33 📱:SH706i 🆔:a1fvXqJk


#98 [名無∪]
しんちゃん

泣けた(ToT)
感動した。

はってくれて
ありがと。

⏰:08/09/27 00:40 📱:814T 🆔:b6V8/XTM


#99 [名前のない生活]

しんちゃん読んだら大号泣
こんな時間に(つД;`)

⏰:08/09/27 03:15 📱:N906imyu 🆔:☆☆☆


#100 [名前のない生活]
ドライアイになっちゃったよー

⏰:08/09/27 03:15 📱:P906i 🆔:WQ7w60ds


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