この話しで僕は泣きました
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#435 []
高校二年生頃パチンコにのめり込んでしまい、バイト代だけでは遊ぶ金が足りなくなっていた。ある日、夜中に家に帰宅すると親父の財布がリビングのテーブルの上に置いてあった。
中を見ると五万円ほどの現金が入っていた。
俺は一万円を親父の財布から抜き取ってしまった。
そこから毎日のように親父の財布から金を抜き取っていた。
合計は二十万円ほどだろうか。
そんな日々がしばらく続いたある日、親父が母さんに怒っている声で目が覚めた。
自分の部屋からリビングに行くと母さんが泣いていた。
どうしたの?と聞くと親父にお前は部屋にいろと言われた。
部屋に戻り、しばらくすると親父が俺の部屋に来て聞いてきた。
「最近財布から金が減っている。こんなことお前に聞きたくないしお前を疑っているわけじゃない。本当にこんなこと聞いて申し訳ないと思っている…お前じゃないよな?」
俺は普段鬼のように怖い親父が泣きそうな顔をして言ってるのを見て「絶対俺じゃない。」と言ってしまった。
それを聞いた親父は「そうだよな、お前じゃなくて本当によかった。本当にこんなことを自分の息子に聞いちまって申し訳ない。俺って情けないな」と言ってリビングに戻っていった。
今でもこのこと真実を親父に話せずにいる。
:09/02/25 06:12 :SH905i :2QxITJ8I
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