この話しで僕は泣きました
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#489 [マロン]
俺に物心がついた時、すでに10才を超えたポメラニアンのマロンと言う名の犬が家にいた。
親は俺にいつも言っていた…
あんたが小さい時ずっとマロンと遊んでたんよ…って
物心がついた時にはすでに老いぼれていたマロン…
昔の事など何も覚えていない俺は特にかまってやる事もいたわってやる事もなかった
俺が小6になった頃にはマロンの目は完全に見えなくなっていた
壁にぶつかりながらトロトロ歩き、元々怖がりな性格だけに余計神経質になりいつも何かに怯えた様子だった
俺は毎日マロンに声をかけるようになった
大丈夫…俺がおるから怖ないで…
俺が横にいると安心した表情で寝るようになった
それから一年
俺が中1になった冬
ある夢を見て目覚めた
俺が幼稚園児くらいの時でマロンと走り回っている夢…
俺がマロンおいでー!
と呼ぶと
駆け寄ってきたマロン
触ろうとした瞬間…
マロンは空に飛んで行った…
そんな夢で目覚めてマロンを見に行くと、痙攣して物凄くしんどそうにしていた
親や兄弟を呼び最後を看取った
きっと最後に俺との思い出を伝えたかったんやと思います
それから10年近く経った最近、昔のアルバムを初めて見た
そこにはマロンが死ぬ日に見た夢の映像と同じ写真があって泣けました
:09/06/30 20:50 :F01A :7OEOC5qA
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