暗闇から声がする「ねえ」
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#399 [奏]
わたしたちは、なーんだ。とがっかりしてしばらく中を覗いたりしていたのですが、Aちゃんがふとスペースの中に入った時でした。その瞬間、ぱっとAちゃんがその場所から消えてしまったのです。本当に一瞬の出来事でした。わたしは、しばらく呆然としてその場から動けず狼狽えていました。中を覗いたり、ドアを開け閉めしてみたりしましたが当然Aちゃんが現れることはありません。わたしは中に入って確かめるべきとも思いましたが、万が一自分もAちゃんのように消えてしまったら、と考えると怖くて中に入ることは出来ませんでした。そうこうしている内に、部屋の外からばたばたと足音がし出し扉が開きました。見ると、慌てた顔の職員さんが立っていました。職員さんはわたしを見つけると、何をしているの!!と怒鳴りつけました。そしてわたしの前にある収納スペースを見ると、血相を変え、何をしたのか、一人で開けたのか、中に入ったのか、と詰め寄りました。わたしは信じてもらえるか分からなかったけれど、正直にすべてを話しました。最後にわたしが、友達が消えた、と言うと職員さんは何とも言えない苦い表情で、こう言いしました。その友達は二度と帰っては来ないだろう、と。その後、別の職員さん数人がやって来て話を聞くと、最初こそ騒いでいたものの最後には皆口々に、残念だが友達は戻ってこない。このことは忘れなさい。友達は最初から居なかったんだ。と言いました。
:13/07/10 20:04
:IS12S
:HYopp5j2
#400 [奏]
わたしは混乱したまま、言われるがままに返事をし、そのまま半ば強制的に帰宅させられまさた。そして不思議なことに、その後Aちゃんを知る者は誰一人として居なくなってしまいました。皆の記憶からAちゃんの存在がなくなってしまっていたのです。Aちゃんのことを訪ねても、皆不思議そうな顔をするはばかりです。まるで、初めからこの世界に「Aちゃん」なんて人物は存在していなかったかのように。
:13/07/10 20:09
:IS12S
:HYopp5j2
#401 [奏]
わたしはそのまま時間が経つと共に、もしかしたら本当にAちゃんなんて人はいなかったのではないか、と考えるようになりました。ですが、そんなある日のこと、Aちゃんを知る人物が現れたのです。それは、夏休みが明けた頃でした。その人物は、Aちゃんと同じ部活のYちゃんでした。
:13/07/10 20:12
:IS12S
:HYopp5j2
#402 [奏]
Yちゃんは、わたしの話を聞くと泣きました。Yちゃんは、Aちゃんの一番の友達だったのです。そして、わたしたちはAちゃんを取り戻す方法を調べ始めました。そして、わたしたちが行き着いた考えは、Aちゃんは異次元空間、つまりパラレルワールドへ迷い込んでしまったのではないか。あの収納スペースはこの世界とあちらの世界の狭間だったのではないか。ということでした。
:13/07/10 20:16
:IS12S
:HYopp5j2
#403 [奏]
で、そこで目が覚めた!←
:13/07/10 20:16
:IS12S
:HYopp5j2
#404 [奏]
昨日見た夢のお話でした。ちゃんちゃん。
:13/07/10 20:17
:IS12S
:HYopp5j2
#405 [奏]
めちゃくちゃ怖くて、目が覚めて安心して泣いちゃったぜ!
:13/07/10 20:18
:IS12S
:HYopp5j2
#406 [奏]
けんちゃん
すぎのは綾瀬はるかと、里田まい混ぜた美少女だよ!
ちょっと不良さんでかなりお馬鹿さんだけど!
:13/07/10 20:19
:IS12S
:HYopp5j2
#407 [奏]
いえーい!
:13/07/10 20:20
:IS12S
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#408 [奏]
マリクさん
へ?へ?
:13/07/10 20:21
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