この春ぷ。様デビューしませんか?
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#469 [ぷ。様エブリディ]
正直、サトルがここまで怒る理由が俺に は分からない。

誰にだって思い出せない事の一つや二つ あるだろ?

理不尽にキレるサトルに疑問を感じなが ら、自分の気持ちをポツリポツリと口に する。

⏰:13/04/27 23:06 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#470 [ぷ。様エブリディ]
あっミスった


ごめん

⏰:13/04/27 23:06 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#471 [ぷ。様エブリディ]
『なにぃーーッ!??』

更に怒りを引き出してしまったらしく、 このあと延々と俺は怒られた。

25歳にもなって友達に叱られるなん て……。

⏰:13/04/27 23:07 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#472 [ぷ。様エブリディ]
そしてサトルは、最後にこう言った。

『つーかさ、たまには地元に帰ってこい よ!東京に行ったっきり俺ら会ってねー じゃん』

確かに俺は東京の大学に行って以来、地 元の奴らと会ってなかったりする。

サトルの怒りの一因は、これかもしれな い。

だけど俺の地元は中国地方で遠いし、絵 に描いたような田舎町で、はっきり言っ て足を運ぶ気になれない。

⏰:13/04/27 23:10 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#473 [ぷ。様エブリディ]
居るだけで窮屈に感じるあの町は、いま だに好きになれないんだよな。

だけど連絡すらしないのは、さすがに悪 い事をしたかも…。

「あ〜…悪い、でも実はこれからそっち に帰るんだよ。ちょうど実家に用あるか らな…」

そう、まさに今、駅のホームに立ってい る。

思いのほか電話が長引いてしまって、新 幹線を一本目の前で逃したところ。

⏰:13/04/27 23:11 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#474 [ぷ。様エブリディ]
帰る”と告げると、サトルの態度はガラリ と変わる。

『マジっ!?じゃあ帰ってきたら絶対言 えよ!?じゃーなー!!』

――ブツッ、

怒鳴るだけ怒鳴って、サトルは一方的に 電話を切った。

ツー、ツーと終話を告げるケータイを、 俺は複雑な思いで見つめる。

【通話時間41分07秒】

⏰:13/04/27 23:15 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#475 [ぷ。様エブリディ]
「―…なんか、ドッと疲れたな…」

相変わらずなサトルのテンションに、一 気に体力が奪われた気がした。

だけど7年ぶりの親友の声は、それなり に俺を懐かしくさせる。

電車に乗り込む足が、いつもより軽く感 じた。

⏰:13/04/27 23:18 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#476 [ぷ。様エブリディ]
2008年8月11日―

山と海しかない、地元の田舎町。

久しぶりに足を踏み入れてから、2日が 経過していた。

俺は今日、朝から物置で探し物をしてい る。

⏰:13/04/27 23:24 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#477 [ぷ。様エブリディ]
それは…

「…お、あったあった!うわ、すげー懐 かしい!」

すっかりほこりをかぶった、中学時代の 卒業アルバム。

元カノは同じ中学だったから、卒アルに 載っているはず…。

微妙に緊張しながら、ぶ厚い皮の表紙を 開く。

⏰:13/04/27 23:24 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


#478 [ぷ。様エブリディ]
懐かしい顔ぶれ、

ボロい校舎、風景。

薄れかけていた記憶が少しづつ甦ってく る。

お世話になった先生、

悪い事しか脳が働かない、気の合う奴 ら。

そして、

当時付き合っていた彼女の、篠原美 月…。

「いた…」

その顔と名前を目にした瞬間…胸がチ クッと痛んだ。

⏰:13/04/27 23:26 📱:ISW11K 🆔:T3rHlu5Y


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