この春ぷ。様デビューしませんか?
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#568 [ぷ。様エブリディ]
「ムっカつく、笑うなよな〜!つか篠原 さぁ、いい加減教科書忘れるクセなおせ よ」
この日も篠原は英語の教科書を持ってい なかった。
またいつもの如く、机を合わせて俺が教 科書を見せている。
すると篠原は言い訳じみた事を口にす る。
「違うの、あたしは寺岡と違って家で予 習するからさぁ〜。だからいつも置いて きちゃうの」しかも言い訳の内容が、いちいちムカつ く。
こないだ少しでも可愛いって思った自分 に腹が立つ。
:13/04/28 05:14
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#569 [ぷ。様エブリディ]
「だからって、何で毎回忘れられるんだ よ!おかしくねぇ?」
つい口を大きく開けて喋ると、すかさず 先生が注意してきた。
「コラそこ、喋らない!」
俺らは慌てて口を閉じ、反省したふりを する。
最悪だ、篠原のせいで…。
恨みを込めて篠原を見ると、一瞬目が 合った。
篠原はすぐに目を反らし、シャーペンを 持って俺の教科書に手を伸ばした。
:13/04/28 05:15
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#570 [ぷ。様エブリディ]
何する気だ?コイツ…。
俺は大人しく篠原の行動を見ていると、 何やら教科書に文字を書き込んでいる様 子。
そして書き終わった篠原は“見ろ”と言わん ばかりに俺の方へ教科書を滑らせてき た。
…なんだ?
:13/04/28 05:18
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#571 [ぷ。様エブリディ]
頬杖をついたまま、目で文字を追う。
“お まえのせいだ”
ハァ――!?
…やっぱり、
超ムカつく、この女…。
:13/04/28 05:19
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#572 [ぷ。様エブリディ]
親の顔が見てみたい。
どうやったらこんな生意気な女に育てら れるのか。
きっと親もひねくれてるに違いない。
その日の放課後。
篠原との一件を引きずっている俺は、い まだにむしゃくしゃしていた。
それでもいつも通り、仲間達と学校前の 商店街に足を運んだ。
俺は陸上部を半年で辞めて以来、放課後 は毎日ここで 過ごしている。
:13/04/28 05:20
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#573 [ぷ。様エブリディ]
「あ〜あっ!賭けは純也の勝ちだな〜」
突然、同じクラスの奴が俺にそう言って きた。
「は?賭け?」
一体なんの事やら。
意味の分からない俺は首を傾げる。
「篠原だよ、しーのーはーら! あいつ 絶対純也の事好きだよなぁ!」
そいつが大きな声で言うと、みんなは一 斉に食い付いてきた。
:13/04/28 05:21
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#574 [ぷ。様エブリディ]
「俺もそれ思った!なんか純也にだけ話 すじゃん、篠原って。他の奴らには挨拶 すらしねぇのに」
「本当ズルイよな〜純也ばっかりいつも モテて。2組のレイカちゃんも純也の事 好きって噂だし!」
みんなは勝手に言い合った後、ギロッと 鋭い視線を俺に向けてきた。
「…んだよ!?」
:13/04/28 05:22
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#575 [ぷ。様エブリディ]
突き刺さるような視線に、たじろぎなが ら小さく反発する。
と、サトルが背後からプロレスの技をか けてきた。
「純也ぁーー!お前は篠原を取るの か!?それともレイカちゃんを取るの か!?」
またサトルが始まった、と思った。
こいつは基本的に力の加減を知らないか ら怖い。
:13/04/28 05:23
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#576 [ぷ。様エブリディ]
容赦なく締め上げられた首が、苦しい。
「ちょ… 痛ぇってマジで!!」
何とかサトルの腕からすり抜けた俺は、 続けて口を開く。
「つうか誰だよ、“レイカちゃん”って!」
:13/04/28 05:24
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#577 [ぷ。様エブリディ]
初めて聞いたような知らない名前。
絶対ただのデマだし。
レイカちゃんを知らない俺を、みんなは 信じられないって顔で見た。
そして仲間の一人が口を開く。
「おま…っ何で知らねーの!?」
「何でって…。そんな有名人なわけ?」
「まぁ、ある意味? でも見りゃ絶対分 かるよ。すげぇ胸デカイから」
………。
「そんなでけーの?」
「学年一ですから」
:13/04/28 05:25
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