この春ぷ。様デビューしませんか?
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#579 [ぷ。様エブリディ]
その2日後、驚く事が起きた。

なんと例の“レイカちゃん”が俺に会いに教 室まで来たんだ。

大きな胸を揺らして。

「寺岡くーん!」

呼ばれて振り返ると、見るからに安っぽ い派手な女が、ドアの所で手を振ってい る。

―…あ、あいつ知ってる!

男好きで有名な奴じゃん。

ってか…あれがレイカちゃんかよ。

マジ無理。

⏰:13/04/28 05:28 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#580 [ぷ。様エブリディ]
「おい、純也!レイカちゃんが呼んでる ぞ!?」

聞こえないふりをしていたのに、サトル がわざわざ呼びに来た。

「……知ってる」

重い腰をあげ、席を立つ。

前までの俺は身構える女より、ちょっと 馴れ馴れしい女の方が丁度良かった。

入り込みやすいし。

だけど、なんでか今は生理的に受け付け ねぇな…。

⏰:13/04/28 05:30 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#581 [ぷ。様エブリディ]
ふと、こないだ仲間に言われた言葉を思 い出した。

“2組のレイカちゃんも 純也の事好きって噂だし”

その噂が本当なら、レイカちゃんって女 はかなり物好きだな。

口も利いた事のない他人をわざわざ好き になるんだもんな。

「何か用っすか?」

すっかり興味のなくなった俺は、無愛想 に言った。

⏰:13/04/28 05:31 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#582 [ぷ。様エブリディ]
一方のレイカちゃんは人懐っこい笑顔 で、俺を廊下まで引っ張り出す。

「ねぇ、友達がゆってたんだけど〜こな いだあたしの噂してたってホント〜?」

「噂?」

…え? 何の事だ?

「サトル君たちと商店街で話してたで しょ?」

「あぁ…」

そういえば…。一瞬だけ話題にあがっ たっけ。

その時たまたまレイカちゃんの友達が近 くにいて、報告したって事か?

だから何?って感じだけど…。

⏰:13/04/28 05:32 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#583 [ぷ。様エブリディ]
「あのさ、寺岡くんさえよければ今日 いっしょに帰らない?」

なぜかこの流れでレイカちゃんが誘って きた。

帰る? 一緒に?

…何で?

「無理だわ俺、サトルらと帰るし」

⏰:13/04/28 05:33 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#584 [ぷ。様エブリディ]
何で俺んちの場所、知ってるわけ…?

怖いから理由聞きたくないけど…。

「でも俺、レイカちゃんと一緒に帰る理 由が分かんねぇし…。だからごめん な?」

俺は“ごめん”と謝った事で、話に区切りを つけたつもりでいた。

⏰:13/04/28 05:38 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#585 [ぷ。様エブリディ]
けれどレイカちゃんは、下の名前で呼ば れた事に可能性を感じたのか、更に押し てきた。

――やべぇ!

と後悔したのもつかの間…

口を挟む隙を与えないくらい、彼女はマ シンガンのように喋り続けた。

マジメに 勘弁して 。

次の授業のチャイムが鳴ると、レイカ ちゃんは大声で

「じゃあ放課後ねっ!」

⏰:13/04/28 05:40 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#586 [ぷ。様エブリディ]
喋り続けていたのは向こうなのに、なぜ か俺がグッタリしてしまった…。

あぁ…なんか

面倒くせぇ‥。

<

⏰:13/04/28 05:40 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#587 [ぷ。様エブリディ]
何で女ってあんなによく喋んの?

何で俺の迷惑とか少しも考えられねぇ の?

それが女っていう生き物なら、俺一生彼 女いらねぇかも。

自分の席に腰を下ろし、ふぅーっと深呼 吸をする。

なんか一気に疲れたな…。

それよりあの女の様子じゃ、放課後迎え に来るんだろうな…。

正直だりぃな。

⏰:13/04/28 05:41 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#588 [ぷ。様エブリディ]
すると、さっきのやり取りを見ていたク ラスの男共が、嫉妬の視線を俺に集中さ せた。

―…げ。

てゆーか、羨ましいんなら変わってくれ よ。

そもそも外見にばかり気を取られた男 が、自信過剰なバカ女を作り出すんだ よ。

レイカちゃんの、あの

“アタシを断る男なんていないわ”

的な勘違いは、ここにいる奴らがちやほ やするからいけないんだ。

⏰:13/04/28 05:42 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


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