この春ぷ。様デビューしませんか?
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#491 [ぷ。様エブリディ]
「おい、おかん!」

バン、と大きな音を立ててドアを開け る。

だけどそこに母親の姿はなく、タンスと テレビだけの殺風景な和室があった。

あれ…?

すると後ろから、タン、タンと、階段を 上がってくる足音が聞こえた。

⏰:13/04/28 00:02 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#492 [ぷ。様エブリディ]
「なにー?純也、大きな声出して」

てっきり部屋にいると思っていた母親 が、すぐ後ろに立った。

「…おかん、どこ行ってたの?」

「ん?納屋よ」

「…納屋?」

「うん、そう」

「――…んだよ、マジでびびった…」

⏰:13/04/28 00:17 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#493 [ぷ。様エブリディ]
全身の力が抜けて、ヘナヘナとその場に 腰を落とす。

びびった。本気で冷や汗かいた。

うなだれる俺を見て、母親はクスッと 笑った。

「なに純也…また私が倒れたとでも思っ たぁ?」

⏰:13/04/28 00:18 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#494 [ぷ。様エブリディ]
バカにしたような態度にムッときた俺 は、強い口調で言い返す。

「本気で心配したわ!笑うなや!」

…おととい、朝イチで地元に戻ってきた 理由は、「倒れた」と病院から電話がき たからだ。

結果的にはたいした事なく、一日の入院 で済んだんだけど…。

⏰:13/04/28 00:21 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#495 [ぷ。様エブリディ]
いつもこの瞬間だけは背筋がヒヤッとす る。

俺の母親は身体が弱い。

仕事を頑張りすぎては、たびたび身体を 壊す。

その度に俺は有給休暇をとって、新幹線 で帰ってくる。

俺の真剣な顔を見ると、母親はシュンと 眉を下げた。

「ごめんね…?」

「…無事ならいー」

⏰:13/04/28 00:22 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#496 [北野]
ぷ。様、今日も
いぱい絡んでくれて
ありがとう ٩(๑>∀<๑)۶

⏰:13/04/28 00:22 📱:F-03E 🆔:jEZpNnvg


#497 [ぷ。様エブリディ]
怒りの残る声で言い、ヒザを伸ばして立 ち上がる。

「あ、俺今からちょっと出かけるから」

それでも用件はきちんと伝え、玄関に行 く。

<

⏰:13/04/28 00:29 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#498 [ぷ。様エブリディ]
きたのーん


いつでも絡むぜ(●´ω`ノまたのぉーん

⏰:13/04/28 00:30 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#499 [ぷ。様エブリディ]
履きつぶしたスニーカーに足を入れる と、後ろから母親が追ってきた。

「ねぇ純也、私は本当に平気なんだか ら、わざわざ帰ってこなくてもいいの よ?」

おずおずと話すその口調は、説得力に欠 けるものだった。

「“平気”…?」

本当に平気な人間が、たびたび倒れたり しない。

そして病院から直接きた連絡に、心配し ない息子はいない。

何より母親の弱さは、俺が一番よく知っ ている。

「おかん、今更俺の前で強がんなくてい いよ」

⏰:13/04/28 00:34 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


#500 [ぷ。様エブリディ]
俺はもう25歳の大人。

親に守ってもらうような、弱い子供時代 はとっくに過ぎた。

…と言うより、おかんがあのクソ親父と 離婚した13年前から、俺は守ってもら うのをやめた。

逆に、精神的に参ってしまった母親を、 どうにかして守らないと、って思った。

結局家を出た俺に、そんな事を言う資格 はないけれど。

⏰:13/04/28 00:36 📱:ISW11K 🆔:4fzWLTxo


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