この春ぷ。様デビューしませんか?
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#492 [ぷ。様エブリディ]
「なにー?純也、大きな声出して」
てっきり部屋にいると思っていた母親 が、すぐ後ろに立った。
「…おかん、どこ行ってたの?」
「ん?納屋よ」
「…納屋?」
「うん、そう」
「――…んだよ、マジでびびった…」
:13/04/28 00:17
:ISW11K
:4fzWLTxo
#493 [ぷ。様エブリディ]
全身の力が抜けて、ヘナヘナとその場に 腰を落とす。
びびった。本気で冷や汗かいた。
うなだれる俺を見て、母親はクスッと 笑った。
「なに純也…また私が倒れたとでも思っ たぁ?」
:13/04/28 00:18
:ISW11K
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#494 [ぷ。様エブリディ]
バカにしたような態度にムッときた俺 は、強い口調で言い返す。
「本気で心配したわ!笑うなや!」
…おととい、朝イチで地元に戻ってきた 理由は、「倒れた」と病院から電話がき たからだ。
結果的にはたいした事なく、一日の入院 で済んだんだけど…。
:13/04/28 00:21
:ISW11K
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#495 [ぷ。様エブリディ]
いつもこの瞬間だけは背筋がヒヤッとす る。
俺の母親は身体が弱い。
仕事を頑張りすぎては、たびたび身体を 壊す。
その度に俺は有給休暇をとって、新幹線 で帰ってくる。
俺の真剣な顔を見ると、母親はシュンと 眉を下げた。
「ごめんね…?」
「…無事ならいー」
:13/04/28 00:22
:ISW11K
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#496 [北野]
ぷ。様、今日も
いぱい絡んでくれて
ありがとう ٩(๑>∀<๑)۶
:13/04/28 00:22
:F-03E
:jEZpNnvg
#497 [ぷ。様エブリディ]
怒りの残る声で言い、ヒザを伸ばして立 ち上がる。
「あ、俺今からちょっと出かけるから」
それでも用件はきちんと伝え、玄関に行 く。
<
:13/04/28 00:29
:ISW11K
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#498 [ぷ。様エブリディ]
きたのーん
いつでも絡むぜ(●´ω`ノまたのぉーん
:13/04/28 00:30
:ISW11K
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#499 [ぷ。様エブリディ]
履きつぶしたスニーカーに足を入れる と、後ろから母親が追ってきた。
「ねぇ純也、私は本当に平気なんだか ら、わざわざ帰ってこなくてもいいの よ?」
おずおずと話すその口調は、説得力に欠 けるものだった。
「“平気”…?」
本当に平気な人間が、たびたび倒れたり しない。
そして病院から直接きた連絡に、心配し ない息子はいない。
何より母親の弱さは、俺が一番よく知っ ている。
「おかん、今更俺の前で強がんなくてい いよ」
:13/04/28 00:34
:ISW11K
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#500 [ぷ。様エブリディ]
俺はもう25歳の大人。
親に守ってもらうような、弱い子供時代 はとっくに過ぎた。
…と言うより、おかんがあのクソ親父と 離婚した13年前から、俺は守ってもら うのをやめた。
逆に、精神的に参ってしまった母親を、 どうにかして守らないと、って思った。
結局家を出た俺に、そんな事を言う資格 はないけれど。
:13/04/28 00:36
:ISW11K
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#501 [ぷ。様エブリディ]
“強がんなくていい”
と言われた母親は、少し困った顔をし た。
「でも…そんなしょっ中仕事休ませる訳 にもいかないしねぇ…カメラマンの仕 事って厳しいんでしょ?」
「…そんな事気にしなくていいんだよ。 今回はちょうど夏期休暇とぶつかって たし…それより、」
俺は少し間をあけてから、続けて話す。
「本当にいいの?一緒に住まなくて…真 由子は同居してもいいって言ってんだ し、おかんさえよければ…」
:13/04/28 00:40
:ISW11K
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