この春ぷ。様デビューしませんか?
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#584 [ぷ。様エブリディ]
何で俺んちの場所、知ってるわけ…?
怖いから理由聞きたくないけど…。
「でも俺、レイカちゃんと一緒に帰る理 由が分かんねぇし…。だからごめん な?」
俺は“ごめん”と謝った事で、話に区切りを つけたつもりでいた。
:13/04/28 05:38
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#585 [ぷ。様エブリディ]
けれどレイカちゃんは、下の名前で呼ば れた事に可能性を感じたのか、更に押し てきた。
――やべぇ!
と後悔したのもつかの間…
口を挟む隙を与えないくらい、彼女はマ シンガンのように喋り続けた。
マジメに 勘弁して 。
次の授業のチャイムが鳴ると、レイカ ちゃんは大声で
「じゃあ放課後ねっ!」
:13/04/28 05:40
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#586 [ぷ。様エブリディ]
喋り続けていたのは向こうなのに、なぜ か俺がグッタリしてしまった…。
あぁ…なんか
面倒くせぇ‥。
<
:13/04/28 05:40
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#587 [ぷ。様エブリディ]
何で女ってあんなによく喋んの?
何で俺の迷惑とか少しも考えられねぇ の?
それが女っていう生き物なら、俺一生彼 女いらねぇかも。
自分の席に腰を下ろし、ふぅーっと深呼 吸をする。
なんか一気に疲れたな…。
それよりあの女の様子じゃ、放課後迎え に来るんだろうな…。
正直だりぃな。
:13/04/28 05:41
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#588 [ぷ。様エブリディ]
すると、さっきのやり取りを見ていたク ラスの男共が、嫉妬の視線を俺に集中さ せた。
―…げ。
てゆーか、羨ましいんなら変わってくれ よ。
そもそも外見にばかり気を取られた男 が、自信過剰なバカ女を作り出すんだ よ。
レイカちゃんの、あの
“アタシを断る男なんていないわ”
的な勘違いは、ここにいる奴らがちやほ やするからいけないんだ。
:13/04/28 05:42
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#589 [ぷ。様エブリディ]
俺は視線を避けて、教科書を開く。
するとこのあいだ篠原に書かれた“おまえ のせいだ”という落書きが目についた。
そういえば次って、篠原がいつも教科書 を忘れてくる英語の授業じゃん。
いつもなら「見せて」って言ってくるの に‥‥。
言わないって事は、今日こそ持ってきた のか…?
チラッと隣の様子を伺うと、篠原の机の 上にはノートしか乗っていなかった。
:13/04/28 05:42
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#590 [ぷ。様エブリディ]
何だよ、 今日も忘れてんじゃん。
何で何も言ってこないんだ?
気になった俺は、わざとらしく教科書を ペラペラとめくりながら横目で篠原を見 る。
篠原は机の上で腕を組んで、下を向いて いる。
…寝てんのか?
ジッと観察していると、あるものが俺の 目に飛び込んできた。
篠原の左手首に、青紫色のいびつな模 様。
なんだ?これ…。
:13/04/28 05:43
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#591 [ぷ。様エブリディ]
教科書を置き、覗き込む。
ぶつけたかのような濃い跡…。
「…アザ?」
そう言うと、篠原の手がピクッと反応し た。
「――えっ!?」
バッと顔を上げると同時に、模様は右手 で隠れた。
「篠原、手首に跡出来てねぇ?ほらこ こ…」
身を乗り出し、何気なく左手部分に手を 伸ばすと…
「――やめてよッ!!」
バチン、と音がしたあと、左手に鈍い痛 みが走った。
:13/04/28 05:44
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#592 [ぷ。様エブリディ]
クラスのみんなは声と音に反応して、視 線をこちらに寄せる。
「いってぇ…何すんだよ、お前」
篠原は口をへの字に歪ませて、ぷいっと 顔を反らした。
そしてまた机の上で手を組む。
:13/04/28 05:47
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#593 [ぷ。様エブリディ]
篠原の様子がおかしい。
俺なんかしたっけ?
「…篠原ぁ〜??」
ご機嫌をとるように呼びかけても、篠原 はぶすっとしたまま、返事をしようとし ない。
何キレてんだ?
レイカちゃんといい篠原といい、女って 本当意味分かんねぇし!
「つーか教科書は!?見なくていい の!?」
教科書をちらつかせる。
:13/04/28 05:48
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