北海道(^ω^)/

諸事情で従兄弟ん家も戸井で暮らすことになった。

じいちゃん婆ちゃん家には、うちら家族、じいちゃん婆ちゃん、従兄弟家族の10人近くが住むことに…

俺にとっては嬉しいことがあった。

銀とまた会える！！

銀は従兄弟達より一足先に戸井に来た。

俺とお父さんが迎えに行き、銀を後ろに載せて連れて来た。

また銀との楽しい生活が始まった。

散歩、ブラッシング、シャンプー、小屋掃除、餌やり…

高校生になった俺は、就職志望をする。

俺が入った高校はまず行きたい高校ではなかった。

だけど卒業するために頑張った。

だが俺が入った高校は函館市内でも頭の悪さでトップ10に入るほど。

市内での就職なんて無理に近いものがあった。

そして俺が選んだのは、山梨県にあるガソリンスタンドだった。

3年になり、運転免許を取得、卒業を無事にした。

3月5日。

俺は銀とまた別れることになった。

銀を思いっきり撫で、じゃれあう俺…

銀も荷物でわかってたはずだ。

空港まで伯父さんに送って貰った。

車が家から出た時だった。

わおーん！！

銀だ。

俺は気づいたら涙を流していた。

銀との別れが辛かった。

妹は2ヶ月後に三重来るし、お父さんは三重にいた。
だから銀との別れが本当に辛かった。

またほったらかしにされるんじゃないかと…

山梨県のガソリンスタンドに就職した俺は、一ヶ月という光りの速さで退社。

父のいる三重県に行くことになった。

家族3人はここで暮らせる。
母は函館の家だが、いずれ取りに行く。

三重に来て2年目の誕生日。

お父さんからワインとケーキを貰った。

皆で食べて飲んでカラオケ行って…

とても楽しい誕生日……
のはずだった。

次の日。

婆ちゃん家から俺の携帯に電話。

俺もしもし

婆あっ○○が？

俺そうだけど。
どうした？

婆元気してらがなって思ってよ

俺皆元気でやってら

婆うんだのが！
ただ、残念な報告があんだ…

俺は嫌な予感がした。
銀は年だ。
いつ逝ってもおかしくない。

俺まさか…
銀か？

婆うんだ……
銀なぁ、昨日のおめーの誕生日に死んだのよ。

俺 ………

婆 ○○が一番めんこがってだから、電話しとごって思ってさ。

俺俺に忘れんなよって言いたかったのかな…？

婆銀も○○といで幸せだったんだべよ。
すたすけぇ誕生日に逝ったんでねぇが？

俺墓場は？

婆入船の動物専用の墓場だ

俺わかったわ。
近いうち線香あげに行くわ

婆わかった

俺したらな。

銀が………
あの銀が……