僕に誓う
最新 最初 全 
#21 [まや]
口の中に
血の味が広がる
俺は切れた唇の傷を噛みしめていた
:09/03/13 17:21
:W61T
:☆☆☆
#22 [まや]
朝
窓の隙間から
眩しい光が俺を照らした
俺は知らないうちにソファで寝てしまっていたようだ
:09/03/13 22:58
:W61T
:☆☆☆
#23 [まや]
「朝か…」
寝癖のついた頭を触りながら
俺は立ち上がった
ぐいっと背伸びをする
「おーい、朝めし…」
人気のないこの部屋に俺ははっとした
:09/03/13 23:00
:W61T
:☆☆☆
#24 [まや]
「…ち、」
あいつのいない寂しさか
それともただの苛立ちだったのか分からないが
俺はまた一つ舌打ちを打った
ふとテーブルに目を向ける
そこには見慣れた字で書かれた手紙があった
:09/03/13 23:01
:W61T
:☆☆☆
#25 [まや]
"タカシへ"
ホントはこんな手紙など
置いていって
欲しくはなかった…
:09/03/13 23:02
:W61T
:☆☆☆
#26 [まや]
"タカシが寝ている間に
荷物を取りに来ました
まだ残ってる私の荷物は捨てて構いません
そして
今まで長い間ありがとね
こんな私と一緒にいてくれて本当にありがとう
:09/03/13 23:03
:W61T
:☆☆☆
#27 [まや]
ホントはね、
昨日私が出て行ったときタカシに追いかけてきて欲しかった
だけどきっとそんなのは一方的な私の好きだけじゃ
無理な事なんだよね"
手紙をもつ俺の手が
微かに震える
:09/03/13 23:04
:W61T
:☆☆☆
#28 [まや]
"いつからこうなっちゃったのか
ツラいから分かりたくもないけど
タカシ、私ね
私は本当に貴方が大好きでした
:09/03/13 23:05
:W61T
:☆☆☆
#29 [まや]
貴方は偽りでも
私は貴方が大好きでした
今までありがとう
さよなら"
「…っ」
手紙の最後に
書いてあったあいつの
名前を指でなぞった
:09/03/13 23:06
:W61T
:☆☆☆
#30 [まや]
その字は滲んでいた…
「あいつ、
泣きながらこんな手紙…書いてんじゃねーよ…」
:09/03/13 23:08
:W61T
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194