黒猫の棲むところ
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#122 [イリア]
七「…はぁ」
狐「しかし!もう一つの姿は
最近、罪なき人間を
襲うようになった
怖ぁ〜い妖を退治する
ハンター集団!
…さっきの、
ネコくんみたいにね♪」
:09/03/22 19:59 :W61P :☆☆☆
#123 [イリア]
七「…ハンター…」
狐「そう♪かっこいいでしょ★
って言っても、
悪い妖ばっかじゃないんだよ?
ちゃんと人間と共存しようと
努力してる妖もいる。」
:09/03/23 13:51 :W61P :☆☆☆
#124 [イリア]
七「…あの…それで…
さっきの鬼が言ってた、
アマハラ…?って、
何のことですか…?」
ピクッ
空気が変わる
狐さんからは
おちゃらけた笑みが消え、
黒猫さんは私から目をそらす。
:09/03/23 13:52 :W61P :☆☆☆
#125 [イリア]
七「…あの…?汗」
何か…聞いちゃいけない
ことだったかな?
でもでもでも!
鬼は間違いなく
私のことアマハラ一族だって…
:09/03/23 13:52 :W61P :☆☆☆
#126 [イリア]
七「あ、あの!
言いづらいことだったら
ごめんなさい!
でも私…さっきも言ったけど
自分のこと…何も覚えてなくて…」
猫「―……何も…?」
どもりながらも必死に言うと、
黒猫さんが、私に話しかけてきた。
:09/03/23 13:52 :W61P :☆☆☆
#127 [イリア]
七「何も!本当に何も!!
あ、名前と…あと、
日本語は一応喋れますけど!
なんていうか…どこに」
:09/03/23 13:53 :W61P :☆☆☆
#128 [イリア]
どこに
誰が
マ ッ テ ル ?
七「…どこに…行けばいいか…」
:09/03/23 13:53 :W61P :☆☆☆
#129 [イリア]
狐「―…ふぅ…ネコくん、
どう思う?本当にこの子、
雨原の子かい?」
猫「フフン、頭だけじゃなく、
ついに嗅覚まで
イカれちまったか、狐。
お前は匂わないのか?
この血は…」
:09/03/23 13:53 :W61P :☆☆☆
#130 [イリア]
黒猫さんは私の腕を掴み
自分のほうに寄せた。
七「キャッ!」
猫「――……間違いなく、
雨原の血だ」
:09/03/23 13:55 :W61P :☆☆☆
#131 [イリア]
そう言うと黒猫さんは
掴んでいた私の腕を舐め、
血を拭った。
:09/03/23 13:55 :W61P :☆☆☆
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