黒猫の棲むところ
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#190 [イリア]


猫「知ってるよ
俺は黒猫。クロやらネコやら
好きに呼んで。」


七「名前じゃなくて…」





猫「俺は今生きて、
あんたの目の前で呼吸をしてる」

七「………あ」

⏰:09/03/24 01:56 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#191 [イリア]



猫「…そんだけ知ってれば
充分だと思うけど?
仮にあんたがもっと俺のこと
知りたいと望むなら…」



黒猫さんが、私の目を見つめる。

⏰:09/03/24 01:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#192 [イリア]












猫「…これから、知っていけばいい」

⏰:09/03/24 01:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#193 [イリア]



カァァァ


顔が赤くなる

そんな自分を隠すように
私は声を張り上げる。


七「―…で、でもでもでも!!」


狐「なになに?」

⏰:09/03/24 01:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#194 [イリア]



七「…私…
雨原一族なんですよね…?
私は覚えてないけど…
一緒にいて…」


猫「フフン、あんたなんか
一人でほっつき歩いてたら
二秒で鬼の腹の中だよ」

⏰:09/03/24 01:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#195 [イリア]




七「な!何ですかそれ!
どういう意味「俺が守るよ」



⏰:09/03/24 01:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#196 [イリア]



え―……?


私が言葉を終える前に
黒猫さんが言葉を重ねる。

⏰:09/03/24 01:59 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#197 [イリア]




猫「…俺が、守る。


別に深い意味はないけど」



⏰:09/03/24 01:59 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#198 [イリア]



ボッ


そのキザだが、
美しい外見に似合う
台詞(セリフ)を言われたとき
私は顔は真っ赤だったらしい。

まぁ後から狐さんに
聞いた話だけど。

⏰:09/03/24 01:59 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#199 [イリア]



狐「ヒューヒュー」


狐さんが野次を入れる。

⏰:09/03/24 02:01 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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