黒猫の棲むところ
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#207 [イリア]



プッ…アハハハハ


黒猫さんと狐さんが
二人同時に笑い出す。

⏰:09/03/24 02:06 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#208 [イリア]



七「……え、え、え?」


猫「あんた、女優として
スカウトされたと思ったの?
あははは…何でそうなるかな」


狐「こらこら、
そんなに笑っちゃ
失礼だよ、ネコくん…
ぷあははは!!あ、失礼。」

⏰:09/03/24 02:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#209 [イリア]



七「じゃっ…じゃあ!
どんなことで私は
スカウトされたんですかね??!!///」


恥ずかしさのあまり
語尾を強めにし、私が問う。

⏰:09/03/24 02:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#210 [イリア]



猫「…ププ…うん、そうだな。
大道具、もしくはお茶くみ」


狐「僕のアシスタントってのも
アリだね♪」


七「お、大道具のスカウト…
流石大きな劇団は違いますね!!///」


⏰:09/03/24 02:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#211 [イリア]


猫「そんなに大きな
劇団でもないけど。
まぁ怒るなよ」


狐「あー可笑しかった!
ごめんね七衣ちゃん、
僕らの説明不足だ、ははは!
まぁ演技がやりたいようなら、
僕が手取り足取り
教えてあげるけど?」

⏰:09/03/24 02:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#212 [イリア]



七「したくありませんから!!//」


狐「はは…まぁ気が変わったら
いつでも言ってね♪

さて、そろそろ限界だ。
ネコくん体調大丈夫?
これ以上雨がひどくなる前に
テントに戻ろう」


⏰:09/03/24 02:09 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#213 [イリア]


そう言うと狐さんは
私たちに背を向けて歩きだした。


猫「んじゃ、俺たちも行くか」


黒猫さんは、
私に手を差し出す。

⏰:09/03/24 02:11 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#214 [イリア]



七「あ、ありがとう」


私も手を差し出した。


⏰:09/03/24 02:11 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#215 [イリア]




グイッ



七「キャッ!」


手を引っ張られ、
前に倒れそうになる。

⏰:09/03/24 02:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#216 [イリア]




黒猫さんはかがみこみ、
私の耳元に口をあてた。



⏰:09/03/24 02:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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