黒猫の棲むところ
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#385 [イリア]
関係ない
その言葉を聞いたとき、
何故か懐かしい感じがした。
その後すぐ、さっきよりも
ずっと大きい寂しさを感じ、
思わず下を向く。
:09/03/25 23:05 :W61P :☆☆☆
#386 [イリア]
分かってる。私と猫さんは
さっき会ったばっかりで。
まだお互いのこと
ほとんど知らなくて。
私は猫さんのこと
もっともっと知りたいけど、
猫さんはそんなこと、望んでなくて。
:09/03/25 23:06 :W61P :☆☆☆
#387 [イリア]
私と猫さんは
関係あることより
関係ないことのほうが
ずっと、ずっと多くて。
:09/03/25 23:06 :W61P :☆☆☆
#388 [イリア]
:09/03/25 23:07 :W61P :☆☆☆
#389 [イリア]
猫「―…悪い、言い方きつかった?
そんな顔すんなよ…」
どんな顔をしてるんだろう。
そういえば私の顔って、
どんなんだったっけ?
:09/03/25 23:07 :W61P :☆☆☆
#390 [イリア]
猫「…あの怪我は、
もう大丈夫なんだ。
あんたが川で癒やしてくれたから。
気にしなくていい…
…そういう意味だよ」
:09/03/25 23:08 :W61P :☆☆☆
#391 [イリア]
もう、大丈夫。
今はそれだけ知ってれば
十分なのかも知れない。
:09/03/25 23:08 :W61P :☆☆☆
#392 [イリア]
七「…うん…」
そう考えると、少し寂しさが消える。
口元を緩めた私を見て、
黒猫さんもクスッと笑う。
:09/03/25 23:08 :W61P :☆☆☆
#393 [イリア]
猫「ほら、さっさと風呂行け。
結構広い大浴場だけど
誰か入ってないか
一応確認しろよ?」
七「…はいっ!」
:09/03/25 23:09 :W61P :☆☆☆
#394 [イリア]
猫「じゃ、俺も稽古見てくるわ。
いま大道具の奴らが飯作ってるから
今から風呂入れば丁度いいよ。」
七「大道具って…
…ご飯もつくるんですか?汗」
猫「クスッ 別名、何でも屋」
大変そうだ…
:09/03/25 23:10 :W61P :☆☆☆
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