黒猫の棲むところ
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#387 [イリア]



私と猫さんは

関係あることより

関係ないことのほうが



ずっと、ずっと多くて。


⏰:09/03/25 23:06 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#388 [イリア]



ポン


私の頭の上に、手が置かれる。


⏰:09/03/25 23:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#389 [イリア]



猫「―…悪い、言い方きつかった?
そんな顔すんなよ…」


どんな顔をしてるんだろう。

そういえば私の顔って、
どんなんだったっけ?


⏰:09/03/25 23:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#390 [イリア]



猫「…あの怪我は、
もう大丈夫なんだ。
あんたが川で癒やしてくれたから。
気にしなくていい…


…そういう意味だよ」


⏰:09/03/25 23:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#391 [イリア]



もう、大丈夫。

今はそれだけ知ってれば
十分なのかも知れない。


⏰:09/03/25 23:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#392 [イリア]



七「…うん…」


そう考えると、少し寂しさが消える。

口元を緩めた私を見て、
黒猫さんもクスッと笑う。


⏰:09/03/25 23:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#393 [イリア]



猫「ほら、さっさと風呂行け。
結構広い大浴場だけど
誰か入ってないか
一応確認しろよ?」


七「…はいっ!」


⏰:09/03/25 23:09 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#394 [イリア]



猫「じゃ、俺も稽古見てくるわ。
いま大道具の奴らが飯作ってるから
今から風呂入れば丁度いいよ。」


七「大道具って…
…ご飯もつくるんですか?汗」


猫「クスッ 別名、何でも屋」


大変そうだ…


⏰:09/03/25 23:10 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#395 [イリア]






猫「まぁ、まだ何も
分かんねーだろうし、

姫君が湯浴みを終えられた頃に
お迎えに上がりますよ」



七「また、姫って言った。」


⏰:09/03/25 23:11 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#396 [イリア]



猫「今度は、姫君だよ」


猫さんが笑う。


じゃ、後で
そう言って猫さんがまた歩き出す。
私も言われたとおり
左ひ向かって歩く。


⏰:09/03/25 23:11 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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