黒猫の棲むところ
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#625 [イリア]



私も猫さんの後を追う。

麗さんにもう一度話してみよう。

ちゃんと悩みを聞いて、

狼さんに伝えて欲しい。




猫さんに、伝えたい。


⏰:09/03/31 01:04 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#626 [イリア]



七「…秘密なんて、持ちたくないしね」

猫「何が?」

七「えッッ??!!あ、こっちの話です!」



自然に声が出てた。
猫さんが笑う。



そのとき、遠くのほうで
狐さんの声がした。


⏰:09/03/31 01:04 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#627 [イリア]



狐「――え〜はい!みんな聞いて!
何でも屋の方たちが作ってくれた
美味しい食事の最中です、が!」


周りの人たちが狐さんを見る。

台の上にでも立ってるのだろうか、
狐さんだけ嫌に目立っていた。


⏰:09/03/31 01:05 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#628 [イリア]



狐「前から言ってましたとおり!
…っていうか、わざわざ
僕が言わなくても、
みんな気づいるよねー

えーご覧のとおり、今日から
アスタリスク劇団は、
もう一つの半妖組織、
オリオン劇団と合併することに
なりました!イェイ☆」


狐さんの軽口が響く。

⏰:09/03/31 01:05 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#629 [イリア]



狐「理由は、たび重なる妖との戦いで
半妖の数が減っちゃたから。

…ちなみに団長はこれからも
僕がするんでよろしく!

劇団の名前もアスタリスク劇団なんで
よろしく!元オリオン組、ごめんね〜☆」


⏰:09/03/31 01:06 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#630 [イリア]



狐さんが笑ってそう言うと、
その近くでおゃらけた
ブーイングが起こっていた。


オリオン劇団だった人たちかな。


⏰:09/03/31 01:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#631 [イリア]



猫「――……大分増えたな。
ざっと見て150はいるだろ」


さっき麗さんたちが話してたとおりだ。

あの男性たちも、狐さんの近くにいる。




七「……」


⏰:09/03/31 01:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#632 [イリア]



狐「ちなみにぃ〜もう一つ!!
僕は贔屓(ヒイキ)はしないから!

えー今までのアスタリスク劇団では
ここにいる狼くんと、
あっちにいる…」


狐さんが黒猫さんを指差す。
自然とみんなの視線が
私たちに向けられる。


⏰:09/03/31 01:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#633 [イリア]



狐「…黒猫くん、通称ネコくんが
ツートップとして
主役をしてきました!

だぁ〜けぇ〜どッッ!!

元オリオン劇団の子で
この二人より凄い子がいたら
ばんばん主役やってもらうから!
みんな頑張ってね☆」


遠くのほうで歓声が上がった。

⏰:09/03/31 01:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#634 [イリア]



七「――……ライバル
一気に増えちゃいましたね」


猫「フフン、関係ないね」




余裕そうな笑み。

何か怖いです。


⏰:09/03/31 01:10 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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