黒猫の棲むところ
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#128 [イリア]



どこに


誰が



マ ッ テ ル ?



七「…どこに…行けばいいか…」

⏰:09/03/23 13:53 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#129 [イリア]


狐「―…ふぅ…ネコくん、
どう思う?本当にこの子、
雨原の子かい?」


猫「フフン、頭だけじゃなく、
ついに嗅覚まで
イカれちまったか、狐。

お前は匂わないのか?
この血は…」

⏰:09/03/23 13:53 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#130 [イリア]


黒猫さんは私の腕を掴み
自分のほうに寄せた。


七「キャッ!」



猫「――……間違いなく、
雨原の血だ」

⏰:09/03/23 13:55 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#131 [イリア]


そう言うと黒猫さんは
掴んでいた私の腕を舐め、
血を拭った。

⏰:09/03/23 13:55 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#132 [イリア]



七「――ッッ!!!!!!キ!!キャアアー!!!!///」


キ――ン……


あたり一面に
私の叫び声が轟(トドロ)く。

⏰:09/03/23 13:56 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#133 [イリア]


狐「―…120dB(デシベル)…笑」


猫「…煩(ウルサ)いな、何だよ?」


七「な、何だよじゃないですよ!
いま…いま…私の腕、
舐めたでしょっ?!」

⏰:09/03/23 13:56 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#134 [イリア]


猫「フフン、何あんた、
こんくらいで照れるわけ?
顔真っ赤だよ?」


七「な、な、な、
慣れて…ないもんで…」


猫「って、ことは」

⏰:09/03/23 13:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#135 [イリア]



グイッ


顎(アゴ)をもたれ、無理矢理顔を
近づけさせられる。


猫「―…誰かと唇を重ねたことは?」

⏰:09/03/23 13:57 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#136 [イリア]


七「なっ…////」


綺麗な顔がすぐ目の前にある。
何この人!慣れすぎでしょ!//


七「はなはなはな、離して下さい!」


猫「クス、いいよ」

⏰:09/03/23 13:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#137 [イリア]


笑うともっと妖艶…
何なのこの人、本当に男?//

⏰:09/03/23 13:58 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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