黒猫の棲むところ
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#266 [イリア]




?「待て待て待て待て待てい!!」



テントのほうから
大きな声が聞こえた。


⏰:09/03/25 05:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#267 [イリア]



七「?」

猫「…」

麗「…」

狐「おや、まぁ」



テントの中からは
金色の髪の少年が出てきた。


⏰:09/03/25 05:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#268 [イリア]



狐「狼(ロウ)くん、ただいま♪
ってゆーか、声がでかくて
近所めいわ…「猫!貴様!
何様のつもりだ!
今すぐ麗のそばから離れろ!
半径15メートル以上だ!」


⏰:09/03/25 05:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#269 [イリア]



猫「もう、煩(ウルサ)いよお前」

狼「何?!もう一回言ってみろ!!」

猫「もう、煩いよお前。」

狼「そのまま言うな!!!
相変わらず腹の立つ奴だ!!!!

麗!!怪我はないか??!!!」


⏰:09/03/25 05:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#270 [イリア]



そう言うと狼という人は、
私たちのほうに走ってきた。


⏰:09/03/25 05:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#271 [イリア]



狼「麗、雨が降ってるから
外には出るな、と
言っただろう?」

麗「うるさい触るなどっか行け」




狐「嫌われた〜♪」

猫「嫌われたー」


⏰:09/03/25 05:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#272 [イリア]



狼「黙れ貴様ら!!!
…それにしてもなんか、
変な匂いが……ん?
何だお前、見ない顔だな。
新入りか?」


七「は、はいっ?!」


私はいきなり声をかけられ
若干声が裏がえりながら答える。

⏰:09/03/25 05:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#273 [イリア]



狼「何、そう堅くなることはない。
お前もあれだろう?
麗に憧れて入団した口だろう?
いや、分かる。とても分かるぞ。
こんな美人、世界中探しても
二人とはいないだろう。うん。

…それにしても匂うな。
お前ら匂わないのか?
これは確か…雨原の…」


ビクッとする。
しかし―……


⏰:09/03/25 05:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#274 [イリア]



「あ?そんなことより新入、
お前ところどころ怪我してるな。

小さな怪我でもばい菌が入ると
どえらいことに…ん?血?
……………
……………



――ッッ!!!!お前、雨原????!!!!!」


⏰:09/03/25 05:22 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#275 [イリア]



猫「長げぇよ」

麗「遅せぇよ」

狐「…君の将来が
本気で心配だよ、狼くん…」


⏰:09/03/25 05:23 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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