黒猫の棲むところ
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#289 [イリア]



何この笑い…

もしかして……




すると黒猫さんは少しかがみこみ、
私の耳元で小さな声を出す。


⏰:09/03/25 13:07 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#290 [イリア]











猫「――…ご自分の紹介は

ご自分でどうぞ、姫」


⏰:09/03/25 13:08 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#291 [イリア]



その甘く優しげな
舞台用であろう声に
思わず顔が赤らむ。



って違うでしょ!//
誰が姫だよ!///

しかもスカウトなんて言うから
二人とも変に誤解して―……


⏰:09/03/25 13:09 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#292 [イリア]



狼「……ィ…おい!聞いてるか女!
勝負の内容は――ッッ!!」


言えってか。
私に言えってか!///

相変わらず黒猫さんは
心底おかしそうにしながら
私を見つめている。


⏰:09/03/25 13:09 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#293 [イリア]



狼「―じゃあさっそく、
今から「違います!!////」」



今度は私の声が響いた。

響いたっていうか、
轟(トドロ)いたっていうか。


⏰:09/03/25 13:10 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#294 [イリア]



狼「……何が違う!!」

七「こ、こ、これ以上話が
大きくなる前に、
言っときたいんですけど!!//」


⏰:09/03/25 13:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#295 [イリア]



狼.麗「?」


七「私…私、女優としてスカウト
されたんじゃないんです!!//」


⏰:09/03/25 13:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#296 [イリア]





―――…………言ってしまった//


黒猫さんと狐さんは
口に手をあて、
声を出さずに笑っている。


⏰:09/03/25 13:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#297 [イリア]



麗「―…何のつもりだ?
苦し紛れの言い訳か?

なら、何なんだ。猫はお前を
なんのつもりで…「お、お、大道具!」」


⏰:09/03/25 13:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#298 [イリア]



今度こそ本当に
私の声があたり一面に轟く。

麗さん、狼さんが
呆然と私を見ているのが分かる。


⏰:09/03/25 13:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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