黒猫の棲むところ
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#296 [イリア]





―――…………言ってしまった//


黒猫さんと狐さんは
口に手をあて、
声を出さずに笑っている。


⏰:09/03/25 13:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#297 [イリア]



麗「―…何のつもりだ?
苦し紛れの言い訳か?

なら、何なんだ。猫はお前を
なんのつもりで…「お、お、大道具!」」


⏰:09/03/25 13:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#298 [イリア]



今度こそ本当に
私の声があたり一面に轟く。

麗さん、狼さんが
呆然と私を見ているのが分かる。


⏰:09/03/25 13:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#299 [イリア]



七「も、もしくはお茶くみ!
あ!あと、
狐さんのアシスタントってのも
アリみたいです!!//

何のアシスタントかは
知らないんですけど!!//」


⏰:09/03/25 13:15 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#300 [イリア]



カァ…―


言ってすぐ、恥ずかしくなる。

別に恥ずかしくなる必要は
ないのかもだけど、
大道具にスカウトされた私って…涙


⏰:09/03/25 13:16 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#301 [イリア]



猫「アハハハハハハ!!」


狐「ぎゃーはっはっはっ!!!
いいねーいいねー七衣ちゃん★
あ、ちなみに僕は
監督 兼 脚本家だから♪」


⏰:09/03/25 13:16 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#302 [イリア]



伏せていた目線を上げる。

黒猫さんはいつの間にか
私の前から横に移動してて、
麗さんともろに目があった。


⏰:09/03/25 13:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#303 [イリア]



麗「―…大道具……?」


七「…あ…はい、私演技とか…
やったことないし…」


猫「そう、大道具…クスッ
いいだろ?ちょうど
人出も足りてないし。」


⏰:09/03/25 13:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#304 [イリア]



麗「――……」


狼「何だ、大道具か。
どうりでオーラがないと思った。」



あ、何かこの人 素で失礼。

⏰:09/03/25 13:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#305 [イリア]



狼「しかし!猫!お前はいつから
大道具のスカウトマンになった??!!」


猫「フフン、こいつ記憶がないんだ
自分のこと、名前しか覚えてない」



七「あ、七衣です。」

⏰:09/03/25 13:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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