黒猫の棲むところ
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#333 [イリア]



その声と同時に
みんなバタバタと
テントの中に入っていく。


⏰:09/03/25 13:39 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#334 [イリア]



猫「フフン、あいつらに
覚えるような台詞、あったっけ?」


狐「君は本当に毒舌だねぇ。」


⏰:09/03/25 13:39 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#335 [イリア]



七「…狐さんて、
本当に団長だったんですねぇ…」


何気なく言った私の一言に
狐さんが泣きそうな声をあげる。


⏰:09/03/25 13:40 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#336 [イリア]



狐「七衣ちゃん?!
それ、どういう意味??!
僕、団長に見えない??!涙」


七「あ、ごめんなさいごめんなさい!
見えました!今、見えました!

―…ところで」


⏰:09/03/25 13:41 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#337 [イリア]



林を見つめてみる。

帰ってくる気配はない。


⏰:09/03/25 13:42 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#338 [イリア]



七「―…麗さん、戻ってきませんね。

狼さんも追いかけてったままだし…」


⏰:09/03/25 13:42 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#339 [イリア]



猫「フン、まぁあんたが
気にすることないよ、
麗は人間が嫌いなだけ。」


狐「そしてロウくんは、
麗ちゃんが好きなだけ。

大丈夫あの二人なら
明日の台詞も完璧だろうし、
もしさっきみたいな鬼が出ても
ロウくんがいれば何とでもなる」


⏰:09/03/25 13:43 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#340 [イリア]



七「…はぁ」


猫「ほら、それより狐。10分だ。
さっさと行け、来い七衣。
一通りテントの中説明しとく」


⏰:09/03/25 13:44 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#341 [イリア]



狐「あーはいはい。
そんなに僕が邪魔ですか。
いいもん、いいもん。

じゃあ後でね七衣ちゃん♪
気楽にね…これからは」




⏰:09/03/25 13:44 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#342 [イリア]






狐「…ここが君の、家なんだから。」



家…
狐さんのその一言に、
自然と顔がほころぶ。

⏰:09/03/25 13:45 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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