黒猫の棲むところ
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#441 [イリア]
そう言うと狼さんは
ニカッと笑って、白い歯を覗かせる。
七「……本当に狼さんは、
麗さんが好きなんですねぇ」
狼「ふん!当たり前だ!!
あいつは俺にとっての
運命の人だからな!!」
:09/03/27 12:36 :W61P :☆☆☆
#442 [イリア]
―…いいなぁ。
こんなかっこ良くて、
一途な人に想われてる麗さんは
幸せものだと思う。
:09/03/27 12:37 :W61P :☆☆☆
#443 [イリア]
七「麗さん、綺麗ですもんね」
狼「そうだろうそうだろう??!!
まぁ俺は顔に惚れてるわけじゃ
ないけどな!!
あいつの人間性に惚れてる!!」
口もとがほころぶ。
狼さんて本当、真っ直ぐだ。
:09/03/27 12:37 :W61P :☆☆☆
#444 [イリア]
狼「―…ところで、さっきの。
まぁあんまり気にするなよ。
最近麗は…元気ないから」
そう言うと狼さんは
悲しそうな顔をした。
七「…元気がない?」
:09/03/27 12:37 :W61P :☆☆☆
#445 [イリア]
狼「あぁ、あいつ本当は
もっと笑う奴なんだ。
でも最近はまったく笑わないし、
食欲も少ない。…心配でな。
過保護かもしれんが、
そういうときは、
出来るだけ離れたくない。」
狼さんが意志ある強い瞳で私を見た。
:09/03/27 12:39 :W61P :☆☆☆
#446 [イリア]
狼「新入りも、
最初は大変かもしれんが
必ず仲良くなれる。
まぁ積極的に話しかけることだな!!」
:09/03/27 12:39 :W61P :☆☆☆
#447 [イリア]
狼さんが笑う。
……この人だったら、
麗さんの痣のこと知ってるかな?
もし知らないなら、
教えといたほうがいいよね。
:09/03/27 12:39 :W61P :☆☆☆
#448 [イリア]
七「――……あの、狼さん……」
麗「狼ッッ!!!!!!」
:09/03/27 12:40 :W61P :☆☆☆
#449 [イリア]
遠くのほうで声がした。
その声の持ち主は、ゆっくりと
私たちのほうに歩いてくる。
:09/03/27 12:40 :W61P :☆☆☆
#450 [イリア]
七「―…麗さん。」
狼「おぉ!何だ麗!!
もう風呂から出てたのか!!
迎えにきてたんだ、飯にしよう!!」
狼さんが満面の笑みで、
麗さんに話しかける。
:09/03/27 12:40 :W61P :☆☆☆
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