黒猫の棲むところ
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#466 [イリア]



一気に喋る私を
麗さんが不思議そうに見つめる。


⏰:09/03/27 12:48 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#467 [イリア]



麗「―…だから、何なんだ。

お前が大道具だろうと、
猫のマネージャーだろうと…
私には関係ない」


七「そうなんですけど…」


⏰:09/03/27 12:49 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#468 [イリア]



麗「狐がお前を、この劇団に
入れることを認めた。
反対はしない。だけど
私には関わるな」


冷たい麗さんの声が響く。

その目に、顔に、
思わず怯(ヒル)んでしまいそうになる。


⏰:09/03/27 12:49 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#469 [イリア]



最初は大変かもしれんが
必ず仲良くなれる――………


さっきの狼さんの声が頭に響く。


⏰:09/03/27 12:50 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#470 [イリア]



―…ここで諦めたら、
せっかく優しい言葉をくれた

狼さんに申し訳ない!!!!


⏰:09/03/27 12:50 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#471 [イリア]



七「―…!!…麗さんッッ!!!!」


麗「…何だ…まだ何か「私!!」」


麗さんの声に、私の声を被せる。

失礼かもしれないが、今は
この気持ちだけ、早く伝えたい。


⏰:09/03/27 12:51 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#472 [イリア]



七「―…麗さんに認めて貰えるよう、
頑張りますね!!それでもし麗さんが
私のこと認めてくれたら……」


一度、言葉を切る。
前にいる綺麗な人は、
私を不思議そうに見つめている。


⏰:09/03/27 12:52 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#473 [イリア]



麗「認めて、くれたら?」


七「……認めてくれたら……

…私と、友達になって下さい!!!!」


⏰:09/03/27 12:52 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#474 [イリア]



私の声がテント内に響く。

稽古やら食事作りやらで
みんな出払っているらしいので、
気にしない。


⏰:09/03/27 12:53 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#475 [イリア]



麗「……………は?」


七「えっとえっと!!!
私、本当に何も覚えてなくて!!!!
友達もいなくて!!寂しいんです!!!!

今の私の友達って、
猫さんと狐さんと…狼さんは
まだ分かんないけど…
このくらいで!!!!/////」


⏰:09/03/27 12:53 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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