黒猫の棲むところ
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#575 [イリア]



麗「――……ッッ!!
意味の分からないことを言うな!!
私は別に何も――……ッッ!!」





男「キスしたじゃぁ〜ん」

男が笑いながら言った。


⏰:09/03/28 13:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#576 [イリア]



え、キス?

麗さんが?




麗「―――………ッッ!!」


⏰:09/03/28 13:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#577 [イリア]



男「あんときはさぁ
途中で邪魔入ったし
あんだけで終わったけど〜…

あんただってさ、他の奴らに
知られたくないだろ?

…仲良くしよって、そういうこと。」


⏰:09/03/28 13:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#578 [イリア]



ギャハハハハハ……
男たちの下品な笑い声が響く。



麗さんの体の痣(アザ)。

最近元気がないって言った
狼さんの言葉。



――…………まさか。


⏰:09/03/28 13:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#579 [イリア]



思わず飛び出そうになる。

でも向こうは体の大きい男性4人。
私が出ていっても、何もならない。


⏰:09/03/28 13:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#580 [イリア]



誰か。

誰か呼んでこよう。



誰か。



私は走ってさっきの場所に戻る。


⏰:09/03/28 13:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#581 [イリア]



狐さんは猫さんのファンの
説得をしていた。



狼さんはファンの人たちを
狐さんに帰されたのか、

食事の準備を手伝っている。


⏰:09/03/28 13:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#582 [イリア]



七「――ハァ…ッッ!!狼さん!!!!!」


狼「ん?何だ新入り、
そんなに慌てて。

ところでお前、麗知らないか?
一緒に来てたんじゃ……」


七「いいから!!早く来て!!!!!」


⏰:09/03/28 13:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#583 [イリア]



私は狼さんの腕を引っ張ると
森のほうに走り出す。


遠くで人だかりに囲まれた猫さんが
一瞬こっちを見た気がしたが、
今はそんなこと関係ない。


⏰:09/03/28 13:21 📱:W61P 🆔:☆☆☆


#584 [イリア]



狼「……うぉ!!何だ何だ!!!!
何かあったのか?」


七「――ハァ…麗さんが…ッッ!!」


狼「麗?」



その言葉に狼さんがピクッと反応する。


⏰:09/03/28 13:22 📱:W61P 🆔:☆☆☆


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