遥かなる時の中で
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#1 [鼻] 09/03/23 01:18
貴方に出会えてなかったら

私は今も人間が嫌いだった

#226 [鼻]
結局その日は解決策が見付からず、不安なまま眠りについた。

それから何日かした頃、またあの魔女はやってきた。

魔『決心はついたかい?』

リ『子供を殺すなんて無理よ…』

魔『でも今やらないと世界は大変な事になるんだよ?』

⏰:09/06/21 09:58 📱:W53S 🆔:raLtZqRI


#227 [鼻]
リ『…ひとつだけ方法があるわ!
禁断の魔法で息子の魔力を奪ってしまえば…』

魔『それは危険な事だろう?
あなたはもう魔法が使えないわけだし、誰がやるんだい?』

リ『それは誰かに頼んで…』

リリィは自信なく言った。

魔『自分を犠牲にしてまで力を貸してくれる魔女なんているのかね。
あたしはやらないよ。
その子を殺すなら手伝うけど』

⏰:09/06/21 10:03 📱:W53S 🆔:raLtZqRI


#228 [鼻]
魔女は冷たくそう言った。

するとルーイが二人の間に入って言った。

ル『あなたの魔法で他の魔女がいる場所を教えてもらえませんか?』

魔『知ってどうするんだい?』

ル『会いに行って一人一人に頼みます!』

リ『ルーイ…』

⏰:09/06/24 19:44 📱:W53S 🆔:LcXzVwfU


#229 [鼻]
しばらく魔女は力を貸すのを渋っていたが、ルーイの真剣さに負けて他の魔女が居る場所を教えてくれた。

ル『ありがとう!』

魔『無理だと思うけど、まぁ頑張りな。
ダメだった時はあなた達に代わってあたしが子供を殺してあげるから』

ル『世界を滅ぼす力を持っていようが、僕たちの大事な子供は絶対に殺させない!』

魔『そうかい。殺さずに済むといいね』

魔女はそう言って逃げるように帰っていった。

⏰:09/06/24 19:50 📱:W53S 🆔:LcXzVwfU


#230 [鼻]
ル『じゃぁ僕はこれから他の魔女の所へ行ってくるよ!』

リ『でも…』

ル『大丈夫!時間は掛かると思うけど、絶対力を貸してくれる人を連れてくるから!』

ルーイは笑顔でそう言うと、リリィの頭を撫でた。

⏰:09/06/24 20:13 📱:W53S 🆔:LcXzVwfU


#231 [鼻]
サン『ルーイだけじゃ心配だから俺達もついてくよ』

サラ『そうね、なんだか楽しそうだし』

サイ『不謹慎だよ』

サラ『あっ、ごめんなさい』

ルーイ『あはは。ありがとう。
君達が一緒に来てくれると心強いよ』

そう言ってルーイは笑った。

⏰:09/06/25 05:17 📱:W53S 🆔:qe.xbgbI


#232 [鼻]
ルーイ達はその日の夜に荷造りを終わらせ、明日から始まる旅に備えた。

そして朝を迎え、出発の時。

ル『じゃぁ行ってくるね!』

リ『本当に大丈夫…?』

ル『大丈夫だよ!』

サン『俺達もついてるしな!』

リ『そうね』

そう言ってふふっと笑った。

⏰:09/06/25 05:20 📱:W53S 🆔:qe.xbgbI


#233 [鼻]
ル『じゃぁ行ってくるな。
お母さんの事ちゃんと守れよ?』

ルーイはそう言ってシャンの頭をくしゃくしゃっと撫でた。

そうして、リリィとシャンに見送られ、ルーイとケルベロスの旅は始まった。

⏰:09/06/25 05:22 📱:W53S 🆔:qe.xbgbI


#234 [ん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑

⏰:22/10/27 07:22 📱:Android 🆔:DE5DdzBs


#235 [ん◇◇]
>>1-30

⏰:22/10/27 07:24 📱:Android 🆔:DE5DdzBs


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