喧嘩上等

『何でっ!?あたしだって行きたい!!』

『遊びじゃねーんだよ!!いいからお前は来るな』

蓮はそう言い家を出て行った

…何で…？
遊びじゃないのはあたしだってわかってるよ…

『花優…』

『楓っ!?ごめんね。起こしちゃった？』

『ううん。大丈夫。
花優こそ…大丈夫？』

あたしは我慢していた涙が溢れ出した

泣いてるあたしに楓はずっと
『大丈夫…大丈夫…』
って言ってくれていた

『落ち着いた？』

『ｽﾞｯ…うん…ありがと楓…ﾋｯｸ…』

『お腹すいたよね？何か食べよー？』
楓はそう言い蓮が買って来た物を見る

『これ…花優が好きなのばっかじゃん(笑)』

『え？』
あたしが見ると本当にあたしが好きなのばっかりだった

『蓮…』

『真穂さんの事でもめてたんでしょ？
蓮君は蓮君なりに…仲直りしようって思ってたんだね』

楓の言葉にあたしはまた涙が溢れ出した

その日は大地の家で１日中あたしと楓と大地で
話をしたりゲームをしたりしていた

夜になっても蓮は帰って来なかった

-11時-

『そろそろ眠いね…』
楓が言う

『寝ていいよ？あたし蓮が帰って来るまで起きて待ってるからさっ』

『じゃあ俺も起きてるー』

『えっ…じゃああたしも起きてるっ!!』
って事で３人で起きてる事にした

-３時-

『もう夜中ですよ～…ってか明け方!?朝日が上るっちゅーねんなぁ』

テンションが高いのは大地だけのようだ

楓は眠そう

あたしは蓮が心配でテンション下がってる

そんな時に
玄関のドアが開いた

『蓮っ?!』
あたしは玄関に向かう

入って来たのは蓮…だけど…
『蓮？怪我…してるの?!』

蓮はフラフラしている

大地がすぐ来て
蓮を部屋まで運んでくれた

『蓮…大丈夫？』
蓮の顔には痣ばっかし