喧嘩上等

『夏休みまでには歩美と仲良くなりたいなぁ…』楓が言う

あたし達は今
学校の屋上にいる

授業サボってるだけだけどね(笑)

蓮はまだ傷が痛むみたいで家で寝てる

『そうだよねぇ…てか今日、大地はっ!?』

『何か蓮の面倒みるとか言ってたぁ
学校めんどいだけだと思うけどね(笑)』

『あはは～言えてる♪』

『つかさぁいつ美弥と怠慢はるの？』

『ん～…そろそろ傷治ってきたし…
夏休み中にでもやろっかなぁ』

『海行ってからね?!
ボコボコで海行くとかないからね～』

『そりゃそーだ!!♪』

あたし達がこんな話で盛り上がっていると…

バンッ!!
屋上のドアが勢いよく開く

『？』
あたし達が振り向くとそこにいたのは
美弥だった

『花優ちゃ～ん怪我治ったみたいだね？♪』

『そうだけど…？』

『今日は蓮いないみたいだし…？』

『そんなにあたしと怠慢はりたいわけ？』

『はっ!?別にそーゆうわけじゃねーし』

今、怠慢はっても海までには傷治るよね…

『じゃあ今
はってあげる♪』

『お前何様だよっ?!まじ後悔するからな!?』

美弥はそう言うとあたしの胸ぐらを掴んできた

スピードが速くてあたしはあっという間に殴られた

これじゃこの前と一緒じゃん…
どーすればいいの…？

あっ…!!あたしはこの前蓮に言われた事を思い出した

『美弥はみぞが効く』

あたしは
美弥のみぞを足蹴りしてみた

美弥は痛そうにして
隙があった

やっぱり蓮が言ってた事は合ってたんだ…

あたしはそれから
美弥を押し倒して
みぞを狙い撃ちした

でもあたしも
殴られてばっかだったし体力も落ちてきた

でも…あたしは負けられないよ…
歩美の為にだって…

『花優頑張れっ』
楓の声が聞こえる

意識吹っ飛びそー…

美弥も結構辛そうな顔をしている

とにかく無我夢中に殴りまくった