喧嘩上等

そこに楓が来た
『おっはよ～♪今さ救急車、学校から出て行かなかった？』

『楓っ!!歩美が…歩美が美弥にやられたんだよ』

『えっ!?あの救急車?!』

『うん』

『はぁ!?まじかよー…
つか何で
あたし等じゃなくて歩美なわけっ!?』

『うん。それわかんない。美弥探しに行こっ!』

『うんっ!!』

あたしと楓は学校中を探した
……が、どこにもいない

『ﾊｧﾊｧ…どこにいんだよ…』
楓はもう走り疲れたみたい

『あっ!!蓮に電話してみよっか☆』

『いい♪一緒にいるかもだしっ♪』

あたしはすぐに蓮に電話わかけた

『もし～？』

『蓮っ!?』

『おおー花優ちゃんどしたの～？』

『今どこっ?!』

『え？大地ん家だけど…どしたの？』

『美弥もいる～？』

『美弥…？美弥は学校に用があるって言って終わり次第来るって
言ってたからもう来ると思う…どしたの？』

『あ、のさっ
大地ん家教えて!?』

あたしは蓮に大地の家を教えてもらい楓と向かう

『学校に用あるって…歩美をボコすのが用って事かよ…』

-大地の家-

インターホンを押すと大地が出て来てくれた

『入って♪』

『おじゃまします…美弥いんの？』

『美弥？今さっき来た所だよ～』

部屋に入ると蓮にベッタリつく美弥

『………美弥さん』
楓が呼ぶと美弥は驚いた顔をする

『な、何であんた達こんな所いんのよっ?!
大地、上がらせていいわけ？』

『べっつに～
友達だし♪』

『友達…？あたしだって蓮達と仲良くなるの大変だったって
いうのに…真穂に似てるからよっ!?
似てるから仲良くなれただけよ?!勘違いしてんじゃないわよ!?』

早口でそう言う美弥に蓮が
『はっ?!ちげーよ、
似てるとか似てないとか関係ねーよ』

『蓮っ…』
美弥は何も言えなくなったようだ

『それよりっ!何で歩美やったの!?あたし等にやればいいだけじゃん』