喧嘩上等

『………。』

『負けたら、もっと強くなってから
喧嘩売りに行く。
あたしは…死なないよ？あたしは…真穂さんじゃないよ？』

『花優ちゃん…ごめん、ごめんな…』

『今から
やるんでしょ～？』
美弥が家から出てきた

『そうだよっ
はい、すたーと』
あたしの言葉で美弥が殴りかかってきた

あたしもやり返すがその倍やられる

勝てないってあたしでもわかってた

でもあたしは美弥に勝つまで何回も
挑戦するつもりだよ

絶対に美弥は、ぶっ飛ばすんだから…

『もう…ﾊｧﾊｧ…やめとく～？』

『………次は…負けないよ』

『ははっ♪楽しみにしとくねぇ～♪』
美弥はそう言い帰って行った

『もー…疲れたし…嫌だぁー!!
負けるとか納得いかないしー!!』

『花優っお疲れ様!!』
楓が駆け寄って来る

『花優ちゃん中入って？消毒はしよっか』
大地が優しく言う

『ありがと…蓮は？』

『見てらんないって…先中入ってるよ』

『そーなんだぁ…』

家に入ると蓮は携帯をいじっていた

『蓮っ…あたし
死んでないよ？♪』

『……おう。
早く消毒しろ馬鹿』

『心配してる～♪』
大地がからかう

『してねー!!黙れよ(笑)』

『あはは♪』

喧嘩に負けたのは悔しいけど…何か楽しい

蓮達がいてくれるからだよね

あたしは…蓮へ心が動いてるのが自分でもわかった

一旦切りますっ!

感想、あどばいす
よろしく
お願いします

面白い

早く続きが読みたい

アドバイスは、もうちょっとヤンキーっぽくしてほしいです。

ｱﾄﾞﾊｲｽってか
リクエストじゃない？

主さんがやりたいように
書いて下さい

今のままでも
充分楽しいので！

りょうさん

ありがとうございます

ヤンキーぽく
出来るかわかりませんが頑張ってみますね

我が輩は匿名である
さん

ありがとうございます

本当に嬉しいです

これからも頑張ります!

楓が消毒をしてくれて
あたしと楓と
蓮と大地で家を出た

向かう先は病院

-病院-

『あのっ…』
看護婦さんに美咲の病室を聞き駆けつける

訂正です

!

×美咲じゃなくて
○歩美です

すいません

『歩美っ…』
歩美はベッドで寝ていた

先生は椅子に座っていた『おぉ…皆来たのか』

『先生っ歩美は!?どーだったの？』

『大丈夫だ。体中、打撲とかしてるだけだそうだ』

『良かったぁ～…』

『２、３日で退院出来るみたいだ。
……野上…も怪我してるじゃないか!!』

『ああ、大丈夫☆これぐらい全然へっちゃら～♪』

『そうか…じゃあ先生は帰るな…？』
先生はそう言い病室を出て行った

『歩美良かったよね～』楓が椅子に座り言う

『海は行けそうだな☆』大地が言う

あたしは病室を出て先生を追いかける
『先生っ…』

『野上…？』

『あの…ありがとね、歩美に付き添ってくれれて』

『嫌っ、先生に出来る事はそれぐらいだから…野上も気をつけろよ』

『うんっ』
あたしはそう言い病室に戻る

『花優？
どこ行ってたの？』
楓が聞く

『先生ん所っ
意外にいい奴かも』

『そなの～？まぁ今年で辞めちゃうらしいけどねっ』

『そうなの!?』

『噂だと来年からは怖い先生が来るらしいよ？』

『げっ何もそれ～』

『それよかさ…歩美ちゃんの親って来ないの？』大地が言う

『…あたしも思った!』

『歩美…親には見放されてるらしーよ』
楓が言う

『そうなんだ…』
全然知らなかった

『歩美ちゃん起きねーしどっか行かね？』
蓮が言う

『行こ行こ～』
大地も言う

『そだね～起きたら連絡してもらえば
いいしっ☆』
楓が言う

『あたしっ…は
歩美が起きるまで傍にいるよ…
起きて誰もいないと
寂しいじゃん？』

『えっ…じゃあ
あたしもいるよ～』

『いいよ☆
皆は行って？あたしがいるからさっ』

『でも……』

『んじゃ俺もいるわ、大地と楓ちゃんどっか行って来いよ☆』

『蓮……』

『んじゃ楓ちゃん行こっか～♪』

『そーだね♪またね花優～♪』
楓はそう言い口パクで頑張れって言う

もー///
蓮にバレちゃうし///

２人が病室を出て行ったら静かになる

緊張しちゃうんだよね…蓮、何か喋ってよ～

蓮を見ると眠そうな顔
『蓮…？眠いの？』

『んあ…うん。最近あんま寝てない』

『えっ!!じゃあ寝てていいよ？
ソファーあるし寝てなよっ!!』

『大丈夫だよ…つかもったいないから』

『え？』

『せっかく花優といるのに寝てたらもったいない』

なんっでそんな恥ずかしい事、普通に
言うのよ～////

自分で顔が赤くなるのがわかる

しかもさっ、いっつも花優ちゃんだったのに
いきなり花優って言われると何か…余計…///

『花優、顔赤い…(笑)』

『だだだって!!蓮がそーゆう事言うから…///』

『はは♪』

『もお～…///』

『花優…キスしたい』

『えっ……』
待って待って!!
それわ真穂さんに似てるから？
もしそうなら嫌だよ…

蓮はあたしを真穂さんに重ねて見てる…よね？

『花優？
嫌ならいいよ？』

『真穂さんに似てるから？』

『えっ…？』

『真穂さんに似てるからあたしとキスしたいの？』

『違うよ…
それに真穂の事は別に好きじゃないよ？

前も言ったよね？
別れようとしてたって…花優を見ると真穂を思い出す。
でもそれだけなんだ
俺は…花優とキスしたいよ』

『うん…』
でも何か引っかかる

あたしの気持ちを察したのか蓮は
『やっぱすんのやめた♪何か話しよーぜ？』

『……そうだよ…付き合ってるわけでもないしね』

冷たく言うあたし
可愛くない

『………トイレ行ってくる』
蓮はそう言い出て行ってしまった

えっ…怒ったの？
でも本当の事言っただけだし…

『ん…』
歩美が目を覚ました

『歩美っ!?』

『花優さん…？』

『大丈夫？２、３日で退院だってよ？』

『そうですかぁ…花優さんずっといてくれたんすか？』

『先生がずっといてくれたんだよ!!
さっきまでは楓と大地もいたけど…
蓮はトイレだって』

『そうですか!!花優さん…怪我してる!?』

『あ～ちょっと美弥に負けちゃった☆』

『えっ…』

『あはは☆やっぱ美弥って強いもんだよね～
でもっあたし
何回も挑戦するよ!!

歩美の気も晴らしたいしね♪その為には
もっと強くなんなきゃな～…』

『花優さん…まじありがとございます…』
歩美は少し泣いてるようだった

ガラッ――…
蓮が戻って来た

顔…見れないよ

『あれっ目、覚めたの？』

『はいっ!!ありがとございました☆』

『良かったね～♪体とか痛くない？』

『痛い……ですけど大丈夫です…』

明らかに
いつもより優しい蓮

だって…こんな優しい言葉をかける蓮なんて
知らないよ

ましてや歩美に…
蓮は大地やあたしにしか心開いてないって思ってた

あたしの事はもう
嫌いになっちゃった？

ねぇ蓮…わかんないよ

『あたしはもう平気なんで２人とも帰って
下さいっ☆もう夜になるし…』

『１人で大丈夫？』
蓮が歩美に顔を近づける

『だだ大丈夫です////』顔が赤くなる歩美

歩美は大地なんじゃないのっ!?
……まぁ蓮ほどかっこ良かったら
誰でも緊張するよね

何かあたし今…歩美に嫉妬してる
蓮に対しても苛々してる

何で？
何でいきなり態度を変えるの？

もうあたしは嫌い？
次は歩美なの？

あたしはこの時
蓮が本当に好きなんだって確信した

あたしは好きだけど
蓮は誰を見てるの？

こんなに近いのに…
遠く感じるよ…蓮…

もうあたしには笑顔
向けてくれないの？

募る苛立ち…
悲しみ…あたしは
パンクしそうになった

涙が出ちゃう…

『歩美お大事にね♪
蓮、先帰るね♪』
あたしは笑顔でそう言い病室を出る

蓮…あたしちゃんと
蓮に笑顔出来たよ？

笑顔ひきつって
なかったよね？

蓮…あたしはやっぱ真穂さんに似てるから
特別扱いしたの…？

あたし馬鹿だから
期待しちゃうじゃん
思わせぶりな態度
ずるいよ…？

あたしは泣きながら
病院を出た

タクシーを待ってると
『あれ～？１人～？』
３人の男が話かけてきた

『あれっ
泣いてんじゃん!!もしかして、ふられちゃったパターン？』

あたしは適当に無視した

『無視しないでよ～』

『嫌な事忘れちゃうような事してあげるからさ♪』

もー…しつこい!!

そう思った時
『ねー行こうよ♪』
腕を掴んできた

『や、やめて!!』
手を振りほどこうとしても男の力には勝てない

『あはは♪無駄な抵抗なやめて行きましょーよ♪』
グイグイ引っ張られる

『嫌だっ…てば!!』