喧嘩上等

*ちゅっ*

…!?

蓮があたしにキスをしてきた

『花優ボーｯとしすぎだから、すきあり♪』

『………////』

『ねぇあたしさっ!!真穂さん見てみたい…』

『……え？何で？』

『だって…似てるとか言ってたし…』

『別れるつもりだったからもう写真とかないよ』

『……そっか…』

『あ、１枚ならあったよ～♪』
大地が持って来てくれた

『ありがと…』
見てみると……

『は？似てなくない？』

想像以上に似てない!!

ただ髪型や髪色…体型ぐらい…
顔は全然似てないと思う…

楓も見てきたが
『うん…ぶっちゃけ似てないね…』

『顔はそんな似てないよ』
蓮が言う

『はい。ありがとね』
写真を大地に返す

何か…何だろ…
明らか蓮テンション低くなってるし…

真穂さんの事
好きなんじゃないの!?
って感じ…

ご飯が食べ終わり
歩美の病院に行く事になった

あたしは早く準備を済ませ大地を呼ぶ

『大地ちょっと来て?!』

『ん？どしたの？』

『あの…さ…蓮ってまだ真穂さんの事好きって事ない…？』

『ないんじゃない？』
あっさり言う大地

『え…』

『だって、真穂さ結構疲れる奴だったんだよ…
束縛もやばいし、それに蓮は耐えられなくなって

だから…蓮が真穂の話を避けたりすんのは好きじゃなくて…
死なせたって思っちゃってるからなんだよ…？』

『そう…なんだ…』
あたし性格似てるって事はイコールあたしも疲れる奴って事!?

『でも蓮がこの前言ってたんだ…
花優は真穂に似てる。けど一緒にいて
楽しいんだって、疲れないって、』

『良かったぁ…』

『んま、そゆ事だし大丈夫だよっ?!
蓮を信じな？

また何でも聞いていいからね♪』
大地はそう言いあたしの頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩き
部屋に帰って行った