喧嘩上等

『花優さんっ楓さん達も来てくれんすね!!
ありがとございます～』

『いつ退院？♪』

『明日の夕方って言ってました♪……って花優さんまた怪我してんじゃないすかぁ!!』

『あ聞いてよ～
あたし加代に勝ったんだよぉ☆』

『えっ!?加代さんに?!すごいっすね♪
お疲れ様でーすっ』

『怪我が治り次第、美弥に挑戦するんだ♪』

『何かすいません…歩美のせいで…』

『歩美のせいじゃないしっ!!あたしも美弥には
苛ついてるからさぁ♪』

『頑張って下さいね。…何か応援しか出来なくてすいません…』

『い～のっ♪
歩美は早く怪我治しなさいっ』

『はいっ!!って花優さんもですよっ!?♪』

『あはは♪そうだった～♪』

歩美はあたしと蓮が手を繋いでる事に気づいた

『付き合ってるんですか!?』

『うん♪』

『おめでとございます♪』

『ありがと～♪』
って、あたし!!

楓が辛い時に何やってんだよ…

楓…歩美に何て言うんだろう…

そんな事を思っていると

『歩美ちゃーんっ俺等も付き合ってんだけど♪』大地が言う

だ…大地!!!!!

『え…？大地と…楓…？』

『あっ…歩美…ちが…あ、違わないけど…あの…』
楓が慌てて言う

『……あの…
帰ってもらえますか？』

『え？歩美…』

『これから検査もあるし…あ、楓さんと大地…おめでとございます♪』

歩美は涙を浮かべながら笑顔で言う

歩美…

『ありがと～♪』
大地はこんなテンションだし…

『と、とりあえず帰ろっ!?歩美…また明日来るね?!!』

そう言い病室を出る

『皆さっ、先行ってて？あたし…話してくる』
あたしが言うと

『あたしもっ!!』
楓が言った

蓮と大地はよく意味がわかっていなかったが
大地の家で待ってると言い帰って行った