BLUE LETTERS
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#106 [我輩は匿名である]
 


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⏰:09/05/23 23:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#107 [我輩は匿名である]
 
ねえ、さとこ。

今になってあの約束の重さを思い知らされるよ。

君がいない、この世界がこんなに生き苦しいだなんて。こんなにも僕はからっぽだったんだ。

 

⏰:09/05/23 23:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#108 [我輩は匿名である]
 

君がいってしまうというあの時に残した言葉、

「貴方のために生きて」


一度、僕の手を強く握って、それっきり止まってしまった君を前に、確かに僕のなかで何かが壊れる音を聞いたんだ。

 

⏰:09/05/23 23:26 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#109 [我輩は匿名である]
掌に君が生きていた証を刻んで

⏰:09/05/23 23:29 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#110 [我輩は匿名である]
 

END

 

⏰:09/05/23 23:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#111 [我輩は匿名である]
 




 

⏰:09/07/19 16:35 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#112 [我輩は匿名である]
 
古い窓辺に青い手紙が忘れられたように凪いでいる。
開け放された窓から吹き抜けた和かく陽気な風に誘われて春嘉は校庭を覗いた。
 

⏰:09/07/19 16:36 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#113 [我輩は匿名である]
 
とたんに春嘉の視界を満たす昼下がりの明るさと、

彼の後ろ姿、


あまりの眩しさに、思わず目を伏せた。

 

⏰:09/07/19 16:38 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#114 [我輩は匿名である]
 


彼は明日、この街を去る。

 

⏰:09/07/19 16:39 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#115 [我輩は匿名である]
 

彼が春嘉にその旨を伝えたとき、彼の瞳に躊躇は一切なかった。
悔しいかな切ないかな、その凛とした姿は春嘉が思いを寄せた姿そのものだった。

 

⏰:09/07/19 16:40 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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