BLUE LETTERS
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#158 [我輩は匿名である]
 



「青い手紙が届くわ、きっと」



 

⏰:09/08/11 02:55 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#159 [我輩は匿名である]
 

「……………水道代の請求かなにかかい…?」


「違うわよ」


「よく、解らないよ…」


「でしょうね」


「…」

 

⏰:09/08/11 02:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#160 [我輩は匿名である]
 


「“貴方が好き”」


「…今日の君は言動が少しおかしいよ」


「部屋で寝転んで死ぬのを待ってる貴方程じゃないわよ」


 

⏰:09/08/11 02:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#161 [我輩は匿名である]
 


END


 

⏰:09/08/11 02:58 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#162 [我輩は匿名である]
 




 

⏰:09/09/27 00:16 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#163 [我輩は匿名である]
 
片耳の石を無くした事にすら気付かなかった。


無くなるのは、片方だけなのだ。何時だって。

 

⏰:09/09/27 00:17 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#164 [我輩は匿名である]
 

ちくんと

ピアスの入っていない方の耳が痛んだ。

それが孤独からきた痛みなのか、罪悪感からきた痛みなのかは分からない。

 

⏰:09/09/27 00:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#165 [我輩は匿名である]
 

とても、とても気に入っていた。
アイスブルーの宝石が白銀の縁にはめこまれた美しいピアスだった。

彼からの初めての贈り物に、柄にも無く少女の様に無邪気に無垢に喜んだのを今でも思い出せる。

 

⏰:09/09/27 00:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#166 [我輩は匿名である]
 


彼は堅くこわばって、うなだれていた。悲観とも絶望ともとれる無表情。否、両方か。


たぶん。
終わってしまうのだ。

この恋が。

 

⏰:09/09/27 00:23 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#167 [我輩は匿名である]
 
最後の最後にと私は彼にキスをした。
キスだけは、優しくて暖かだった。このピアスが両方揃って私を飾っていた頃のままのように。

キスが終わったあとも彼は頑に沈黙を続け、それから暫くして私を非難する言葉すら残さずにアパートから出てゆく彼の気配だけを感じていた。

泣いて喚いて、
私を罵って傷つけてくれた方がずっとよかった。
 

⏰:09/09/27 00:26 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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