BLUE LETTERS
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#41 [我輩は匿名である]
マイグリーンデイズ
:09/05/20 02:30
:SO903i
:☆☆☆
#42 [我輩は匿名である]
久しぶりに会った榊原は、静かな笑顔を浮かべて上田を見ている。
第一志望の受験に失敗した人間の表情とはとても思えない程すがすがしい表情に上田は内心ほっとしていた。
:09/05/20 02:31
:SO903i
:☆☆☆
#43 [我輩は匿名である]
榊原は夏頃から調子を崩し、結局大学のランクを一つ落とした。
「よかったの?」
「んん?」
「大学」
:09/05/20 02:32
:SO903i
:☆☆☆
#44 [我輩は匿名である]
ああ、その話ね、と。
曖昧に笑った榊原の頬は酷く白く痩せてしまったように感じた。
そして初めて榊原本人から「いっぱいいっぱいだったんだ」という弱音を聞いた。
:09/05/20 02:34
:SO903i
:☆☆☆
#45 [我輩は匿名である]
時間が。
時間が彼を連れていってしまったのだ。
僕らは変わらずにはいられなかった。
:09/05/20 02:34
:SO903i
:☆☆☆
#46 [我輩は匿名である]
「ばか。なんでお前が泣くんだ」
そう優しく言ったのは榊原だった。
:09/05/20 02:36
:SO903i
:☆☆☆
#47 [我輩は匿名である]
言われてはっとした。
慌てて上田はブレザーの袖で涙を拭うが、後から後から。
:09/05/20 02:37
:SO903i
:☆☆☆
#48 [我輩は匿名である]
感情が溢れるように、後悔の念が上田を満たしていった。
ずっと。
ずっと、ずっと。
榊原に謝りたかった。
:09/05/20 02:38
:SO903i
:☆☆☆
#49 [我輩は匿名である]
今、はじめて榊原は上田に弱音を吐いた。
悔しかった。
榊原はずっと孤独だったのに。
:09/05/20 02:40
:SO903i
:☆☆☆
#50 [我輩は匿名である]
それを上田は知っていた。
知っていて知らないふりをしていた。
なんでも話せるふたりだったのに。
お互いが宝物だったのに。
:09/05/20 02:41
:SO903i
:☆☆☆
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