恋愛物語。
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#1 [yu]
「あー、ごめん。俺彼女いるから。」


一目惚れだった。

彼の名前は斎藤たいち。


高校入学してすぐに
私は恋に落ちた。

背が高くて、
細身で、
なにかが
周りの人達とは違って


アナタの
いろんな顔を見たいと思った。
いろんな事を知りたいと思った。


初めて見た日から
頭の中はアナタでいっぱいだった。


少しでもアナタに近づきたくて
勇気を出して告白した

高校1年の春―――



あっさりと失恋した。

⏰:09/04/07 01:42 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#2 [yu]
初めまして

下手くそですが
頑張って書くので
よかったら
読んで下さい

感想など書いて
もらえると嬉しいです

⏰:09/04/07 01:44 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#3 [yu]
彼女がいるのはショックだった


連絡先すら
教えてもらえなかったアタシ


だけど


連絡先すら教えなかった

斎藤たいちを

もっと いいな って
思ったんだ。


アナタの彼女は、
幸せ者だなって――

⏰:09/04/07 01:45 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#4 [yu]
私、安藤ゆい。

華の高校生になったばかりの春、
あっさりと失恋してしまった。


「あー!!なんで既に彼女がいるんだよぅ」

「残念っ!!まあ、男なんていくらでもいるんだから大丈夫だよっ」

机に頭を伏せて足をジタバタさせてる私を励ますように美恵は言った。

「う〜〜…」


美恵は中学からずっと仲良しの親友。

いつもはふざけた感じだけど、
真剣な話もできるし考え大人だし、
なにより私の大の理解者。

「よし、今日はパーっとカラオケにでも行こっか!」

「行く〜。失恋メドレー歌ってやる!!」

「そればっかりなのは、やめてーっっ」

学校が終わるとすぐに私たちは、カラオケへ直行した。

⏰:09/04/07 01:46 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#5 [yu]
そしてカラオケが終わり、私たちは駅の近くの公園に行き、ベンチに座った。


「あ〜思いっきり歌ったらすっきりしたかも!やっぱ友達はいいねえ〜。」

「おっ、それならよかった」

それから私たちは、
たわいのない話をずっとしていた。


するとその時、
金髪と茶髪のいかにもチャラチャラしたような男が二人、こっちに近づいてきた。

⏰:09/04/07 01:48 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#6 [yu]
二人とも、髪の毛をツンツンに盛っている
一言で言うと、ギャル男。

「ねえねえ〜火、持ってる?」

そのうちの一人、金髪の方が火の付いてない煙草をくわえながら私の前まできた。

「火?あるよ。」

不振がりながらも私はライターを目の前の金髪に渡した。

「まぢ?よかったー。ありがとう」

そう言って金髪は自分の煙草に火をつけ、もう一人の茶髪にライターを渡すと、私の前に座りだした。

⏰:09/04/07 01:48 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#7 [yu]
「いやさ〜、俺ら二人とも火持ってなかったからどうしようかと思ってたんだよね。君たちが持っててくれて本当よかった」

そう言った茶髪も、私たちの前に座りはじめた。

「え・・てか」

何、この人たち当たり前のように座っちゃってるけど
ただのナンパ!?

⏰:09/04/07 01:49 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#8 [yu]
「てかその制服、俺らと同じ高校じゃね?」

「まぢで?あ本当だ。」

そんなアタシの気持ちは知らず、二人は話し続けた。

「何年?」

「え…1年。」

美恵がきまづそうに答えた。

「まぢ?じゃあ俺らとタメじゃんっ」

タメにこんな人たち居たんだ。
斎藤たいちしか見えてなかったからな、、


「ねえねえ、」

すると目の前の金髪が私に話しかけてきた。

⏰:09/04/07 01:50 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#9 [yu]
「なに?」

「彼氏いるの?」

「居ないけど・・・」

「そーなんだっ!」

そしてその男はニカッと笑い

私の頭にポンと手をのせ、


「可愛いね。」


と、言いだした。

⏰:09/04/07 01:51 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#10 [yu]
「や・・っ何!?」

私はすぐにその金髪の手を振り払った。

「だって、可愛いと思ったんだもん。超〜タイプッ」

ちょ、ちょっと何、この人。
会っていきなりだよ?

いきなり来て
当たり前の様に座り出すし
可愛いとか言い出して
いきなり触ってくるし

どんだけ軽い人なのっ

⏰:09/04/07 01:52 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#11 [yu]
ちゃらい。

苦手なタイプ。

とりあえず第一印象は



最悪



これが清水リョウとの出会いだった。

⏰:09/04/07 01:52 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#12 [yu]
「あ〜っ、見ぃつけた!!」

次の日の昼休み。

美恵と学校の食堂でご飯を食べているとき、

どこかで聞き覚えのある声が聞こえた。


その声のする方へ顔を向けてみるとそこに居たのは、

昨日の公園で会ったギャル男二人だった。
金髪はこっちに向かって手をふっている。

⏰:09/04/07 01:55 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#13 [yu]
本当に同じ学校だったんだ。


二人は私たちの方へ来ると隣の席に座った。


「てかさ〜、名前教えてよ。昨日すぐ帰っちゃうんだもん」

金髪は口を尖らせてスネたように言った。


「あ、ちなみに俺はリョウで、こっちがハヤト。」

返事をする前に金髪は続けた。


「アタシはゆい。で、こっちが美恵。」

私はそっけなく答えた。


「ゆいと美恵ねっ。よろしく〜これから学校とかで見かけてもシカトすんなよなー」

そっけない私の態度を分かっているのかいないのか、リョウは同じテンションのままだった。

⏰:09/04/07 01:55 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#14 [yu]
「おー?美味しそうなの食ってんじゃん。俺にも食べさせて」

リョウはニコニコしながら私のお弁当を狙い始めた。


え、いきなり何っ
図々しすぎないか!?


そんなことを思いながらも
その何の悪びれもない笑顔がなんだか憎めなくて


「いいよ、」


そう言ってお弁当を渡した。

⏰:09/04/07 01:56 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#15 [yu]
「うまーっ」そう言いながらリョウは私のお弁当を食べている。

金髪のギャル男と
私のピンクのお弁当箱
それが似合わなすぎて
だんだん可笑しくなってくる。

「あーっ全部食べないでよっ?」

放っておくと全部食べられそうだからそろそろお弁当を返してもらった。

⏰:09/04/07 01:57 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#16 [yu]
「あ〜午後の授業だりぃな」

「だるいよねー」

そろそろ昼休みも終わりの時間。


「あ、ゆい〜赤外線しよっ」

リョウはニカッと笑い、携帯を出した。


「じゃ、あとで連絡するね〜」

そう言って二人は教室の方に戻って行った。

⏰:09/04/07 01:58 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#17 [yu]
「ハヤト君、よく見るとかっこいいよね。ちょっといいかも」

そう言ったのは美恵。
美恵がそんな事言うなんて正直驚いた。


「えーでもあの二人かなりチャラそうじゃん」


「実際はそうでもないと思うけど〜。あ、ハヤト君からメールきたっ。」


そう言って携帯を開く美恵は既に乙女になっていた。

⏰:09/04/07 01:58 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#18 [yu]
「はあー疲れた。」

学校から帰った私はソファーに横になってテレビを付けた。


あ、そういえば。

ふと、携帯を見た。

今日リョウ君と連絡先交換したんだっけ。
何の連絡も来てないな、

美恵はハヤト君から
すぐメール来てたのに…。
って、
何考えてんだろ。

どうでもいいや。

そしていつの間にかそのままソファーで眠ってしまっていた。

⏰:09/04/07 01:59 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#19 [yu]
♪♪〜♪♪〜♪♪〜

携帯の音で目が覚めた。


あ、寝ちゃってたんだ。


少し寝ぼけながら
携帯を見た。


着信―リョウ―





「あ、はい。」

⏰:09/04/07 02:00 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#20 [yu]
「ゆいちん?リョウだよ」

「うん、分かるよ〜」

「ちゃんと出てくれたんだねっ」

なんだかリョウは嬉しそうだった。

「てかゆいちん寝てた?」

「あ、うん。ちょっと寝ちゃってたみたい。」

「寝ぼけゆいちんもなかなか可愛いね〜」

「は〜だからそういうのは…」

「あ、てかまた後でかけるわ。じゃあね〜」


ツーツーツー.....

⏰:09/04/07 02:01 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#21 [yu]
あれ、切れた。

なんだったんだろ。



まあいいや。



それよりお腹空いた…

お風呂も入らないと。

⏰:09/04/07 02:01 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#22 [yu]
ご飯も食べて、お風呂も入って
部屋でゆっくりしている時、
また携帯が鳴った。


♪♪〜♪♪〜♪♪〜


着信は、リョウからだった。


「もしもし」

⏰:09/04/07 02:03 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#23 [yu]
「あ、ゆいちん?さっきはごめんね。」


「うん、大丈夫だよ。」




「でもさ〜、まさかあの公園で話しかけたのが同じ学校でしかもタメだったなんて思わなかったよ。」


「アタシもびっくりした〜」


それから私たちは、電話でたくさん話しをした。

⏰:09/04/07 02:03 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#24 [yu]
一緒に居たハヤトくんとは
小学校からの友達。
クラスは5組で、
私は1組だから
教室は結構遠い、
ってこと。
いつも駅の近くで
遊んでる、とか
たわいのない話
ばかりだったけど

リョウは明るくて面白くて
だんだん、リョウとの話は
とても楽しいものになっていった。

⏰:09/04/07 02:04 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#25 [yu]
「ゆいはさ〜、好きな人とかいるの?」


いきなりきた質問。


「えっ、、」


その時頭に浮かんだのは


斎藤たいち


それと同時に浮かんできたのは


俺、彼女いるから


という言葉。

⏰:09/04/07 02:05 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#26 [yu]
「好きな人は…、いた。」

私は答えた。


「いた?いる、じゃなくて?」

「うん。」


考えないようにしてたけど、また頭に浮かんできた

斎藤たいち

どうしようもできない気持ちで切なくなった。

⏰:09/04/07 02:05 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#27 [yu]
―――


それからリョウとハヤトとは何度か学校で会い、そのたびに話しかけられるようになった。

リョウからは、ささいな内容だけど毎日メールや電話がくる。


学校でリョウを見かけるときはいつも周りには男女問わず友達に囲まれていた。

⏰:09/04/07 02:06 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#28 [yu]
あの明るい性格と
人見知りもしない
誰とでも仲良くなるリョウは
みんなに親しまれているようだった。


美恵とハヤトもあれから毎日連絡を取り合っているみたいで、今では美恵の口癖は「ハヤト君かっこいい〜」になってきている。

⏰:09/04/07 02:07 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#29 [yu]
そんな中、
だんだん四人で話す機会が増え、私たちは自然と仲良くなっていった。

⏰:09/04/07 02:07 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#30 [yu]
数日後。

授業が終わり、いつものように美恵と帰る時のことだった。


「ねえ、あれ斎藤君じゃない?」
美恵の言葉に反応した私は、美恵の目線のほうに目をうつした。

「あ…」



そこに居たのは、

紛れもなく

斎藤たいちだった。

⏰:09/04/07 02:08 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#31 [yu]
夕陽の光に当たってる斉藤たいちは
より一層かっこよく見えて

アタシの胸をときめかせる。




そんなアナタは
優しい笑顔で微笑んでいた

でも

ズキンッ――




その目線の先には

⏰:09/04/07 02:09 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#32 [yu]
楽しそうに微笑む女の子が
アナタの手をとり




そして
二人はとても楽しそうに笑いながら
手を繋いで歩いていった。

⏰:09/04/07 02:10 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#33 [yu]
アタシは
その二人の背中を


ただ、



見ていることしか出来なかった。

⏰:09/04/07 02:10 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#34 [yu]
一瞬、時が止まったような気がした。



一度はきっぱりフラれたものの、目の前であんな仲良しな二人を見て正常で居られる訳がなかった。

⏰:09/04/07 02:12 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#35 [yu]
斉藤たいちのあの優しい目
彼女にしか見せない笑顔



斉藤たいちがどれだけ彼女の事を好きなのか
痛い程分かった気がした。



現実を突きつけられたような、

本当に希望が無くなったような、

どうしようも出来ない胸の痛みがただ残った。

⏰:09/04/07 02:13 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#36 [yu]
「ゆいち〜んっ」


そんな時、聞こえてきたのはリョウの声だった。

いつもの調子で話しかけるリョウ。


「あれ〜?元気ない!!!どーしたっ?」


「そんなことないよ。」

私は、力なく少し笑って答えた。

⏰:09/04/07 02:14 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#37 [yu]
――――――・・・

「ゆい・・。」

そんな私を心配するようにする美恵。


「よし!俺が元気にさせてやる」

リョウはいつもの笑顔で言った。


「あたしも・・ゆいの傍にいてあげたいけど…。」

今からバイトの美恵は申し訳なさそうにしていた。


「ううん。大丈夫だよっバイト頑張ってきてね!」

⏰:09/04/07 02:14 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#38 [yu]
そう言ったものの、今は一人でいたくなかった。


一緒にどこか行こう、と言ってくれたリョウがとてもありがたかった。

⏰:09/04/07 02:15 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#39 [yu]
途中ですみません

感想板作りました
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4344/
なんでもいいので
感想お願いします

⏰:09/04/07 14:09 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#40 [yu]
美恵とばいばいして、
私とリョウはとりあえず駅の近くの公園まで歩いて行った。


リョウは、私が余計なこと考えないように、

退屈しないように、

ずっと話し続けてくれた。

⏰:09/04/07 14:13 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#41 [yu]
この前の面白かった話や
友達で変なやつがいて、、とか
リョウの話は面白くて
いつのまにか
さっきまでの悲しい気持ちが
どこかへいってしまったような気がした。

⏰:09/04/07 14:15 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#42 [yu]
「あっ、ゆいちん元気になってきたー」

嬉しそうにニカッと笑うリョウ。

この笑顔が、今ではとても安心するものとなっていた。


「ははっ、そうかな?ありがとね。」

⏰:09/04/07 14:15 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#43 [yu]



「ま、まあさ、俺がいるじゃん。」


「え?」


「なんかあったら、俺に全っ然頼ってくれていいから!」


「うん、ありがとっ」



リョウがいてくれてよかったかも。
最初はチャラチャラしてるイメージで印象は悪かったけど、結構いい人なのかも知れない。




⏰:09/04/07 14:17 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#44 [yu]



「あ〜、やっぱお前可愛いなっ」

そう言ってリョウは私の顔を両手で挟み、グイグイッてしだした。


「やめっ…!」


やっぱり何かこう、
軽いんだよな。

⏰:09/04/07 14:18 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#45 [yu]
「俺、夢があるんだ。」

そしてリョウは、そこにあったベンチに座り自分の夢の話をし始めた。


私も隣に座ってリョウの話を聞いた。


⏰:09/04/07 14:54 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#46 [yu]
リョウの夢は

DJで有名になること。

昔から音楽が大好きで

12歳からずっとお金を貯めて
去年自分で買った
ターンテーブルでいつも練習していること。

リョウは照れながら

少し恥ずかしそうに


でもとても楽しそうに

とてもうれしそうに
語ってくれた。

⏰:09/04/07 14:55 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#47 [yu]

それを話しているリョウは
とても輝いているように見えて

聞いてるこっちも
なんだかうれしくなって

応援してあげたいな

って思ったんだ。



⏰:09/04/07 14:56 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#48 [yu]
チャラチャラしてるけど

自分の夢を持っていて

前向きに夢を実現しようと頑張っているリョウ

ちゃんと自分の考えを持っているリョウを

応援してあげたいな

って思ったんだ。

⏰:09/04/07 14:57 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#49 [yu]
>>39

>>1-100

⏰:09/04/07 15:38 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


#50 [yu]
「アタシ、彼氏できたよっ」

高校に入学して3ヶ月がたったある日のこと。

嬉しそうに話し出したのは、美恵だった。

⏰:09/04/07 17:42 📱:P906i 🆔:MUu/vQ.w


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