IT WAS SO WHEN
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#1 [P!NK] 09/05/18 03:46


  IT WAS SO WHEN
-いつだってそうだった-

>>02 Let's talk
>>03 Anchor


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#19 [P!NK]

その頃の私。
今考えてみれば最低だった。
当時、彼氏がいた。
彼氏には内緒の水商売。
でも…
人間の欲ってえげつない。
別に少々触られようが、
男友達を客にしようが、
彼氏じゃない人と寝ようが、
何も感じなかった。
心は完全に冷めていた。
壊れていた。

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⏰:09/05/19 00:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#20 [P!NK]

それがお金になるなら―――
そんな風にしか考えてなかった。
誰といてもそこに感情はない。

ほんと、欲って汚い。

彼氏が水商売をやってることに気付いた時も揉めるのが面倒ですぐに別れた。


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⏰:09/05/19 00:39 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#21 [P!NK]

自分が価値があるとは思ってない。
ただ全てが面倒だった。

だって世界は汚いじゃない。
どこを見渡しても灰色。

そんな風に思ってた。


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⏰:09/05/19 00:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#22 [P!NK]

周りはみんな楽しそう。
合わせるのも疲れる。

男にもお金にも困った事はない。
それなりに男は経験してきてる。

友達だっている。

でも足りなかった。

灰色の世界を照らしてくれる
太陽が欲しかったんだ。


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⏰:09/05/19 00:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#23 [P!NK]

年末でお店は忙しかった。
オープンから指名が続いて
朝方4時頃、やっと自分の指名客が帰った。

お店は5時まで。
4時以降は新規のお客さんは入れない。

―終わった〜…―
と思ったら、男性5人くらいが入ってきた。

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⏰:09/05/19 00:48 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#24 [P!NK]

―これは付けさせられる―
と思った私は店長に
「私、帰るから。」
と告げて帰ろうとした。
でも…
その男性5人はオーナーの知り合いで
どうしても付いてくれなきゃ困ると言われた。


私は渋々テーブルに向かった。


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⏰:09/05/19 00:52 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#25 [P!NK]

今、思う。
帰らなくて良かった…。

そこに貴方がいたから。

私の太陽…私の愛しい人…

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⏰:09/05/19 00:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#26 [P!NK]

第一印象は最悪だった。
多分、お互いに…。

彼は全く話さないし、
私は帰りたいオーラ全開。
そうこうしてると、
隣の人とキスするという無茶な流れになった。
私は店長に、
「何黙って見てるの?止めてよ」
と言ったが、オーナーの知り合いだから無理だと言われた。

そしたら彼が…
「お前はトイレに行け。」
と私を庇う様な事を言った。

正直凄く驚いた。
私態度悪かったはずなのに…

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⏰:09/05/19 01:03 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#27 [P!NK]

周りに阻止されて結局キスしたけど…
嫌じゃなかった。
別に私はキスの安売りはしないけど
特別価値のある唇じゃない。
そういう事抜きでも嫌じゃなかった。

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⏰:09/05/19 20:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#28 [P!NK]


その日は携帯番号を交換して終わった。

全ての始まり。
恋の喜びも悲しみも…貴方に出会って知ったこと。


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⏰:09/05/21 03:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


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