サークル ー番外編ー
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#1 [柚子] 09/06/23 16:04

安価
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#350 [柚子]

それ以上その場にいても仕方なさそうなので、部長を説得して一度事務所に戻ることにした。

事件のことも調べたかったしね。

とにかく、この偶然が彼らとの出逢いのきっかけだったんだ。

⏰:09/11/07 17:14 📱:P906i 🆔:j/HSyc7s


#351 [柚子]

「あ!ありましたよ部長。この事件じゃないですか?」

事務所に運んできたパソコンでニュースを検索していると、ちょうどあの駅の隣にあるマンションで女の子の遺体が発見されたというニュースが載っていた。

⏰:09/11/07 17:40 📱:P906i 🆔:j/HSyc7s


#352 [柚子]

「酷い事件ですね…」

「そうだな」

いつもならこうゆう時、俺を押しのけてでもパソコンを見ようとするのにその時の部長はどこか上の空だった。

⏰:09/11/07 17:42 📱:P906i 🆔:j/HSyc7s


#353 [柚子]

「写真現像しないんですか?」

と訊いてみても返ってきたのは「あぁ…」という生返事だった。

どうやらあの声の女の子よりも幽霊に会ったというあのお兄さんのことのほうが気になっているようだ。

⏰:09/11/07 17:45 📱:P906i 🆔:j/HSyc7s


#354 [柚子]

俺は一度ニュースの画面を閉じると『来栖』と『BAR』で検索をかけてみた。

お兄さんの言っていたバーはすぐに見つかった。

営業時間や料金の書かれただけの簡単な紹介だったが住所はあの地下鉄の辺りだったから間違いないだろう。

⏰:09/11/07 17:50 📱:P906i 🆔:j/HSyc7s


#355 [柚子]

「部長これ見て下さい」

俺に促されて再度パソコンを覗き込んだ部長はさっきとは全く違う反応を見せた。

「8時からか…」

⏰:09/11/08 12:25 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#356 [柚子]

真剣な顔つきでそう呟いた部長は腕時計に目を落とした。

「行くか」

「えっ?」

「このバーにだよ。もうすぐ開店時間だし開店してすぐの方が店も空いてるから話聞きやすいだろ?」

⏰:09/11/08 12:27 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#357 [柚子]

そう言うと部長は優ちゃんと空さん、桃ちゃんに電話をし集合をかけた。

「今すぐ事務所集合」

という無茶苦茶な要求にも関わらず30分後には全員が事務所に集まっていた。

⏰:09/11/08 12:30 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#358 [柚子]

「ただ酒が飲めるって聞いたからさぁ」

と、空さん。

「何か面白い子がいるって亮太が…」

と、優ちゃん。

⏰:09/11/08 12:53 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


#359 [柚子]

「部長命令は絶対です」

と、言ったのは桃ちゃんだった。

全員の色々な思惑を抱えながら来栖の店内へと続くドアを開けた―――。

⏰:09/11/08 12:55 📱:P906i 🆔:FS//AjSY


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