白い翼
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#1 [ゆりなx] 09/09/22 05:06
小説書くのわ初めてデス★
誤字、脱字など多数あると思いますが
読んでいただけたら幸いデスx
#11 [ゆりなx]
『定食屋 ななみ』
どれも似たような形の二階建ての
一軒家の入り口の引き戸に
立てかけた看板が目についた。
ななみ‥‥
私の名前だ‥‥
胸がいっぱいになり私はしばらく
看板を眺めていた。
そして私はゴロゴロとキャリーバック
を引きずる音を立て、引き戸を
がらりと開けた。
:09/09/22 05:47 :W61CA :bPu7tN9o
#12 [ゆりなx]
店内を見渡すと椅子のついた
カウンターと、4人掛けのテーブル席が2つ
あった。
それほど広くはなかった。
今はお客さんもいなかった。
誰もいない店内を眺めながら
私は入り口に突っ立っていた。
すると―。
:09/09/22 05:51 :W61CA :bPu7tN9o
#13 [ゆりなx]
「いらっしゃい!」
若い男の子の声が聞こえた。
家を間違えたのかと思い、
地図を確かめるヒマもなく
その男の子は店の奥から現れた。
ちょっとクセ毛のある少し長めの髪、
くりくりとした大きな目。
言葉で表すなら『美少年』。
黒いエプロンを身につけている所を
見ると、ここで働いてるのかな?
:09/09/22 05:56 :W61CA :bPu7tN9o
#14 [ゆりなx]
でもここはおじいちゃん達の店‥‥
「あ!もしかして‥七海ちゃん?!!」
「えっ、あっそうです‥‥」
「やっぱし!写真見せてもうたで!
今日からここ住むんやんな?!!」
「はい‥‥」
「ちょい待っててや!」
どうすることも出来ず
その場で立ち尽くしていると
店の奥からおじいちゃんとおばあちゃん
が出てきた。
「七海!」
:09/09/22 06:00 :W61CA :bPu7tN9o
#15 [ゆりなx]
私が何かを言う前に
おばあちゃんに抱きしめられた。
「七海‥!久しぶりやな!
ばあちゃんらずっと心配してて‥
神崎のお母さんらに嫌な思い
いっぱいさせられたやろ?
ごめんなァ‥ばあちゃんらがもっと
はように面倒みとったら‥」
「ううん、私大丈夫だよ。
嫌な思いはいっぱいしたけど
けど今日からおばあちゃん達と
一緒に過ごせるから」
「七海‥ごめんなァ‥‥」
そう言うとおばあちゃんは
ハンカチを取り出し目頭を押さえた。
「もう、おばあちゃんったら‥
何で泣いちゃうかなぁ」
「ふふ‥ホンマやな、ばあちゃんが
泣くこととちゃうのになぁ」
:09/09/22 06:07 :W61CA :bPu7tN9o
#16 [ゆりなx]
「七海、よう来てくれた。
じいちゃんら七海来てくれんのと
ちゃうかて思って心配しとった‥」
「もう、おじいちゃんまで。
私が来ないワケないでしょッ
あんなに楽しみにしてたんだから」
「そうやなぁ、そうやなぁ‥」
そういっておじいちゃんも
泣き出してしまった。
「もう、2人ともしっかりしなきゃ!
ホラ、泣き止んで!」
笑いながらそう言いつつも
私の目にも涙が光っていた。
:09/09/22 06:11 :W61CA :bPu7tN9o
#17 [ゆりなx]
「七海、長いこと電車乗りっぱなしで
疲れたやろう?二階行って休んで
おいで」
やっと泣き止んだおばあちゃんが
言った。
「大丈夫、全然疲れてないよ。
そういえばさ、さっきの男の子
誰なの?」
「あぁ、ひろのこと?
近所に住んでる子で休日だけお店
手伝ってもらってんねんよ」
「へぇ。学生さん?」
「そうやで。七海と同じ年で
中学校も一緒やで」
「そうなんだァ‥」
:09/09/22 06:17 :W61CA :bPu7tN9o
#18 [ゆりなx]
同じ年、か。
てことはあの子も中学3年生かぁ。
「ひろとなかええ子でもう一人
手伝ってくれてるんよ。歩ゆうん
やけどね。」
「アユミ?女の子?」
「あはは。見ためも名前も女の子
みたいやけど男の子やで」
そう言った時、カウンターの奥のカーテン
からひょいと人が出てきた。
「?!!」
:09/09/22 06:21 :W61CA :bPu7tN9o
#19 [ゆりなx]
すごく中途半端なところですが
いったん切りますソ
Sが終わったらまた更新します★
:09/09/22 06:25 :W61CA :bPu7tN9o
#20 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/28 07:03 :Android :HDgsN/jU
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