―‥ 殺したいほどに ※BL
最新 最初 全 
#177 [雪]
外に出ればもう上着なしではいられない
マフラーとか手袋とか
日が暮れれば欲するかもしれない
雲の隙間を縫うようなオレンジ色
それを包むような藍色に白い点
その内雪が降るようになったら
綺麗な夜空はなかなか拝めない
冬の夜空は格別だと思う。
:10/11/28 14:45
:D905i
:wNczvZ9A
#178 [雪]
「キムチもいいけどー‥
カレー鍋とかも美味しそう!」
「カレーなぁ‥
あ、トマトもあるぞ?」
「あー!トマトも捨てがたいねー」
棚に並んだいろんな夕食候補と
結は真剣ににらめっこ
:10/11/28 14:49
:D905i
:wNczvZ9A
#179 [雪]
「ウインナー!ウインナー!」
カートを押しながら、急に走り出した
はしゃぐ姿とか、
ウインナーって言う姿とか
まるで子供な訳で‥
時々俺は保護者みたいに
暖かくもどっしり構えて
見守ってみたりしている。
:10/11/28 14:52
:D905i
:wNczvZ9A
#180 [雪]
「海、たこさんにできる?‥」
「あー‥切ればいいだけだろ?」
俺の雑な返事をよそに
結は何かを目で追っていた
浮ついた唇、泳いだ目
そしてそれを必死で隠すように
またくしゃっと笑う
同じ笑顔なのに
なぜか胸が苦しくなった。
:10/11/28 14:56
:D905i
:wNczvZ9A
#181 [雪]
「トイレ‥ちょっと行ってくる!」
カートを手放し、足早に去った
俺は結の視線の先を追ってみた。
そこには見覚えのある顔
なんで?
:10/11/28 14:58
:D905i
:wNczvZ9A
#182 [雪]
「あ‥海くん♪」
にこにこと、こちらに手を振るのは
間違いなく真由美ちゃんだった
真由美ちゃん‥が?
結は真由美ちゃんを?
何だかよくわからないまま
少しだけ眉間にシワを寄せて
「あぁ‥こんばんはー」
:10/11/28 15:02
:D905i
:wNczvZ9A
#183 [雪]
「海くんってこの辺なの?」
「いや、今日はたまたま‥」
苦手意識が一度生まれてしまうと
俺はどうしようもなくなる
「ふぅん。そっかぁー
あ、デートのことだけどぉ」
すっかり忘れてた‥
:10/11/28 15:48
:D905i
:wNczvZ9A
#184 [雪]
「ごめん‥最近いろいろあってさ」
それは事実。
決して嘘ではない
「ほら、まだ別れたばっかだし
あんまり乗り気じゃなくて」
‥それは嘘かもしれない
女の子が苦手になったのと
真由美ちゃんを苦手になったのと
さすがにそんな事は言えたもんじゃねぇ
:10/11/28 16:22
:D905i
:wNczvZ9A
#185 [雪]
「そっかぁ‥残念
じゃあ、気が向いたら言って?」
真由美ちゃんはにこっと笑って見せ
平気なように振る舞っていたが
微かに聞こえた舌打ちを
俺は聞き逃さなかった
だから女の子は嫌いだ。
:10/11/28 16:26
:D905i
:wNczvZ9A
#186 [雪]
だったら最初から
にこにこしなきゃいいのに
俺みたいに
無愛想でいればいいのに
中途半端に自分を作って
一体彼女たちは何を求めてるのか
作るなら完璧を目指してほしい
男はそこまで鈍くない
‥少なくとも俺は
:10/11/29 20:57
:D905i
:.gyRJ0Eg
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194