―‥ 殺したいほどに ※BL
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#181 [雪]

「トイレ‥ちょっと行ってくる!」

カートを手放し、足早に去った


俺は結の視線の先を追ってみた。
そこには見覚えのある顔


なんで?

⏰:10/11/28 14:58 📱:D905i 🆔:wNczvZ9A


#182 [雪]

「あ‥海くん♪」

にこにこと、こちらに手を振るのは
間違いなく真由美ちゃんだった


真由美ちゃん‥が?
結は真由美ちゃんを?


何だかよくわからないまま
少しだけ眉間にシワを寄せて

「あぁ‥こんばんはー」

⏰:10/11/28 15:02 📱:D905i 🆔:wNczvZ9A


#183 [雪]

「海くんってこの辺なの?」

「いや、今日はたまたま‥」


苦手意識が一度生まれてしまうと
俺はどうしようもなくなる


「ふぅん。そっかぁー
あ、デートのことだけどぉ」

すっかり忘れてた‥

⏰:10/11/28 15:48 📱:D905i 🆔:wNczvZ9A


#184 [雪]

「ごめん‥最近いろいろあってさ」

それは事実。
決して嘘ではない

「ほら、まだ別れたばっかだし
あんまり乗り気じゃなくて」

‥それは嘘かもしれない

女の子が苦手になったのと
真由美ちゃんを苦手になったのと
さすがにそんな事は言えたもんじゃねぇ

⏰:10/11/28 16:22 📱:D905i 🆔:wNczvZ9A


#185 [雪]

「そっかぁ‥残念
じゃあ、気が向いたら言って?」

真由美ちゃんはにこっと笑って見せ
平気なように振る舞っていたが

微かに聞こえた舌打ちを
俺は聞き逃さなかった


だから女の子は嫌いだ。

⏰:10/11/28 16:26 📱:D905i 🆔:wNczvZ9A


#186 [雪]

だったら最初から
にこにこしなきゃいいのに

俺みたいに
無愛想でいればいいのに


中途半端に自分を作って
一体彼女たちは何を求めてるのか


作るなら完璧を目指してほしい
男はそこまで鈍くない
‥少なくとも俺は

⏰:10/11/29 20:57 📱:D905i 🆔:.gyRJ0Eg


#187 [雪]

「結ー?生きてるかー?」

鏡ごしに
一つだけ閉ざされた個室に話しかける


なんか今日、本気の寝癖だなーおい


茶色い髪も徐々に元に戻っていく
人の生命力はすげぇと思う

⏰:10/11/29 21:01 📱:D905i 🆔:.gyRJ0Eg


#188 [雪]

「あぁ〜ごめんごめん!
納豆の文字見たら‥うってなった(笑)」

へへっと笑いながら
腰を低くして出てきた


鏡ごしに目が合う

なぜか急に愛おしくなって
ついつい体が動き出しそうになって‥

⏰:10/11/29 21:03 📱:D905i 🆔:.gyRJ0Eg


#189 [雪]

無意識に右手が結のほうに伸びる

このまま腰に腕回して
抱きしめたってよかった

人気なんて全くない薄暗いトイレだ


だけど鏡に映る自分の姿を見て
歯止めがかかった

ぎこちなくそのまま
結の髪を撫でた

⏰:10/11/29 21:06 📱:D905i 🆔:.gyRJ0Eg


#190 [雪]

「‥?」

直接そんな目で見つめるなよ
受け入れるような柔らかい瞳が
俺にとっちゃ凶器で


「髪‥いい色だな」

「髪?‥お揃いにする?」

「‥ばーか」

「えー何でーっ?いいじゃんお揃いー」


くしゃっと乱暴に撫で回して
背を向けて先を歩いた

⏰:10/11/29 21:11 📱:D905i 🆔:.gyRJ0Eg


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